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ウェディング・ベルを鳴らせ!

Category : 徒然映画
ウェディング・ベルを鳴らせ!

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田舎で暮らす少年の花嫁探し。

エミール・クストリッツァ監督の作品です。エネルギーに満ち溢れているストーリー、登場人物、動物たち、バルカン音楽、そして、コメディの中にも社会風刺をサラッと描いている独創性・・・クストリッツァ監督、健在です。

この作品は今までのどの作品よりも「メルヘンチック」なストーリーと世界観ですね。

舞台はボスニアのとある農村。少年ツァーネは発明好きな祖父ジヴォインと2人暮らし。しかし、この村の子供はツァーネただ1人。そこにやって来たのは教育スポーツ省の男マクシノヴィッチ。彼はこの学校は成り立たないと廃校を命じます。悲しむツァーネとグラマーな女教師のボサ。

老い先短いことを覚悟しながらも孫のツァーネが心配なジヴォインは、ツァーネがボサの入浴を覗き見していたことを知り、ツァーネに3つの約束を言い渡します。

1つ目は、町へ行き、牛のツヴェトカを売って聖ニコラスのイコンを買うこと。

2つ目は、欲しいと思った土産に買うこと。

そして、3つ目は町で素晴らしいお嫁さんを探すこと。

「自分が死んだらお前とボサの2人きりになってしまう・・・家族を持て。」と説得されたツァーネは町へ向かうのですが・・・。

シヴォインおじいちゃんがカワイイですね。子供たちに好かれるタイプです。教育テレビの「ピタゴラスイッチ」に出てきそうな彼の発明品も実にユニークですね。

そんなシヴォインおじいちゃんは、ツァーネが花嫁を連れてくると信じて、手作りの「ウェディング・ベル」を作り始めます。そこへやって来るのは女教師のボサ。実は彼女はシヴォインおじいちゃんにベタ惚れなのです。タジタジのシヴォインおじいちゃんでしたが、ボサに一目惚れしたマクシノヴィッチが何度もプロポーズしてくるようになると・・・。

発明で蹴散らすおじいちゃんはボサのことが初めから好きだったのかな。あちこちにある穴に見事に落ちるマクシノヴィッチの奮闘ぶりが面白かったです。

ツァーネは町に着くと、まず驚くのが高層ビルの高さ。そして、カワイイ女の子に一目惚れ。自転車に乗った女の子ヤスナに急接近するツァーネ。

しかし、町の裏社会を牛耳るマフィアたちから牛を奪われ、さらに、ヤスナとヤスナの母ドラギツァにもマフィアの手が・・・はたして、ツァーネは牛を取り戻し、ヤスナたちを助け、プロポーズできるのか。

ツァーネもカワイイ少年ですね。あまりに可愛すぎて大人の魅力も持っているヤスナとのバランスがとれていません^^

ツァーネ1人では、とても太刀打ちできないマフィアでしたが、強力な助っ人が現れます。シヴォインの親友で靴職人のトリフンの孫であるトプズとルーニョの凸凹兄弟。彼らは正義のヒーローなのか、悪役なのか、それとも、単なるおバカさんなのか、よくわからないキャラクターなのですが、とにかく彼らの強さは尋常ではありません^^

ツァーネも加わって3人組でマフィアの店へ踊りながら向かうシーンはコミカルで楽しい雰囲気が伝わってきます。

ツァーネ役にはウロシュ・ミロヴァノヴィッチ。「それでも生きる子供たちへ」でのクストリッツァ監督の短編作品である「ブルー・ジプシー」にも出演していましたね。彼はこれからも役者をやっていくのでしょうか。どんな役者になるのか楽しみです。

ヤスナ役にはマリヤ・ペトロニイェヴィッチ。可愛くもあり美人でもあり、色んな魅力を持っていそうです。彼女もこれからが楽しみな女優ですね。

あと、ツァーネを助ける凸凹兄弟の兄トプズを演じたのは、クストリッツァ監督の息子であり、この作品の音楽を担当したストリボール・クストリッツァ。「SUPER8」での親子の取っ組み合いが未だに記憶に残っています。彼の音楽センスは実に個性的ですよね。バルカン音楽から派生した「ウンザ・ウンザ」の躍動感がこの作品を大いに盛り上げています。

他にもクストリッツァ監督作品ではお馴染みのミキ・マノイロヴィッチが、今回はマフィアのボスであるバヨ役として登場。バヨの最後は悲惨すぎる・・・^^

ラスト。

クストリッツァ監督の十八番でもあるたたみ掛けるドタバタな展開がたまりません。ザ・ドリフターズの「8時だョ!全員集合」で最後のドタバタから音楽が流れセットが回り出すあの感じに似ています。

このドタバタをどのように終わらせるのかと思ったら・・・まさかのキャラクターが締めていましたね。彼はイメージ・キャラクターだとばかり思っていました。

自由の素晴らしさ。純愛の瑞々しさ。人生の楽しさが伝わってくる作品でした。


★★★★★★★★


Title:
ZAVET

Country:
Serbia/France (2007)

Cast:
(Tsane)UROS MILOVANOVIC
(Jasna)MARIJA PETRONIJEVIC
(Grandpa Zivojin Markovic)ALEKSANDAR BERCEK
(The Boss Bajo)MIKI MANOJLOVIC
(Bosa)LJILJANA BLAGOJEVIC
(Inspector)IVAN MAKSIMOVIC
(Jasna's Mother)KOSANKA DJEKIC
(Topuz)STRIBOR KUSTURICA
(Runjo)VLADAN MILOJEVIC
(The Circus Owner)DRAGAN ZUROVAC
(The Flyingman)MILAN JANJUSEVIC

Director:
EMIR KUSTURICA


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