スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

モンスーン・ウェディング

Category : 徒然映画
モンスーン・ウェディング

Comment:
パンジャビ・ウェディングと家族の秘密。

その年のヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したミーラー・ナーイル監督の作品です。

インド、デリー北部で暮らすパンジャブ人の伝統的な結婚式「パンジャビ・ウェディング」を通して、花嫁側の家族と親族の姿を描いています。

数日にかけて執り行われる儀式の数々。準備に追われる花嫁の父ラリットは、神経が過敏になり皆にうるさく命令しています。

その姿にウェディング・プランナーの男デュベイも呆れ顔。

その頃、花嫁アディティはテレビ局にいました。番組の司会者ビクラムに会うために・・・彼は妻帯者。不倫の関係でした。アディティは決して結婚できないビクラムへの愛を断ち切るために結婚を決意したのです。

それを聞いた従姉のリアは「親が決めた相手とどうして結婚するの?」と諭すのですが・・・。

よくまとめられた作品ですね。1つ1つのエピソードも濃密に描かれいます。登場人物の描写も非常に細やかで、説明がなくとも人物のキャラクターがわかりやすいですね。

ラリットは、「男は男らしく、女は女らしく。」・・・そんなことを日頃から言っていそうな父親ですね。でも悲しいかな、娘アディティと息子ヴァルンはラリットの意に反してしまいましたね。ラリットをみていると、立派に父親になろうと頑張っているんだなぁと応援したくなりますね。でも、彼の場合、すべてが空回りしてしまいます。そこが面白いところであり、寂しいところでもあります。盛大な式を挙げるために友人から借金までしたり・・・はたして、彼の努力は報われるのか。

アディティは芯の強い女性ですね。ただ1つ不幸だったのは愛した相手が妻帯者だっただけでした。でも彼女の救いは、花婿のヘマントが好青年だったこと。普通なら結婚はあのまま破談になってもおかしくはなかったのに・・・ヘマントの言葉はなかなか言えるものではありませんね。アディティはビクラムと別れて正解だったかも。

リアは悲しい女性でしたね。家長だった父を幼い頃に亡くし、親族からは不憫な子とみられていたのかなぁ。さらに、彼女には親族には言えない秘密もあり・・・。わかりやすい伏線が何度もあるのですが、彼女は親族と会うたびにいつもあのような不安な表情をしていたのか思うと不憫でなりません。親族たちもあの表情をみて不憫と思っていたのかも。彼女の救いはラリットの優しさでしたね。彼の家族に対する想いは好感が持てます。だからこそ、あの涙はリアの秘密に気付いてあげられなかった悔しさと謝罪、信頼を裏切られた悲しみが入り混じっていたのでしょうね。感情を抑えきれないラリットを何も言わず優しく包み込む妻ピミの姿にも感動しました。

デュベイのエピソードは実に微笑ましい。他のエピソードが重過ぎるので、彼のエピソードが良い緩和剤になっていました。デュベイはラリットの家で給仕をしているアリスに一目惚れ。しかし、あるできごとをきっかけにアリスから嫌われてしまいます。はたしてデュベイは誤解を解き告白できるのか・・・。アリスの仕草がしとやかでしたね。デュベイが渡した名刺をそっと胸にしまい、デュベイが立ち去ると名刺を見つめる・・・セリフがなくともアリスもデュベイが気になっていることが伝わってきます。

ラリット役のナセールディン・シャー。
アディティ役のヴァソンダラ・ダス。
リア役のシェファリ・シェティ。
デュベイ役のヴイジエー・ラーズ。
アリス役のティロタマ・ショーム。

他にも親族たちやデュベイのスタッフを演じるすべての役者が個性的な役を楽しんで演じているようでした。それがパンジャブ人の気質である活き活きと力強く生きることを表しているようでした。

嵐の日に行われる嵐のような結婚式。季節によって風の向きが変わるモンスーンのように、家族の絆も時と共に変わり続けるのでしょうね。


★★★★★★★★


Title:
MONSOON WEDDING

Country:
India/USA/France/Italy/Germany (2001)

Cast:
(Lalit Verma)NASEERUDDIN SHAH
(Pimmi Verma)LILLETE DUBEY
(Aditi Verma)VASUNDHARA DAS
(Varun Verma)ISHAAN NAIR
(Ria Verma)SHEFALI SHETTY
(Alice)TILLOTAMA SHOME
(Parabatlal Kanhaiyalal 'P.K.' Dubey)VIJAY RAAZ
(Hemant Rai)PARVIN DABAS
(Vikram Mehta)SAMEER ARYA
(Tej Puri)RAJAT KAPOOR
(Vijaya Puri)IRA PANDEY
(Ayesha Verma)NEHA DUBEY
(Aliya Verma)KEMAYA KIDWAI
(C.L. Chadha)KULBHUSHAN KHARBANDA
(Shashi Chadha)KAMINI KHANNA
(Umang Chadha)JAS ARORA
(Rahul Chadha)RANDEEP HOODA

Director:
MIRA NAIR

Awards:
Venice Film Festival 2001
(Golden Lion)MIRA NAIR
(Laterna Magica Prize)MIRA NAIR


にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ ←ランキング参加中です。




スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

プロフィール

Author:ひで
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
コメント・TBについて

コメント・トラックバックとも大歓迎ですが、異なるブログの場合は返信できないこともあるようです。予めご了承ください。
また、記事と無関係なコメント・トラックバックは削除させて頂きます。

カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。