スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SWEET SIXTEEN

Category : 徒然映画
SWEET SIXTEEN

Comment:
服役中の母と暮らすために麻薬の売人になる15歳の少年。

ケン・ローチ監督の作品です。

15歳の少年リアムは、祖父ラブと母ジーンの恋人スタンと暮らしています。現在、ジーンは服役中。しかし、それはスタンの身代わりとして服役していました。

スタンは麻薬の密売をしていたのです。スタンはジーンに刑務所内でも密売をさせるため、ラブとリアムを連れて和やかな家族の面会を装いジーンに麻薬を渡そうとします。

麻薬をリアムの口の中に隠して・・・。

リアムは、こんな生活にウンザリしていました。母が服役しているのはすべてスタンのせい・・・リアムは母に麻薬を渡しませんでした。

帰宅途中、スタンは車を停めて茂みの中にリアムを連れて行き暴行を加えます。祖父のラブもリアムを助けるのかと思ったら、リアムに悪態をつきスタンの暴行に拍車をかけます。

リアムは家を出て、姉のシャンテルの家へ。赤子のカルムを育てながら職を探すためセミナーに通うシングル・マザーのシャンテル。カルムの面倒をみることを条件に居候することにしたリアムでしたが、母のことがどうしても気がかり・・・。

湖畔に建つ一軒家を買って、母と暮らすことを誓ったリアムはお金を稼ぐために、スタンから麻薬を盗み、幼馴染みのピンボールとともに麻薬の売人となるのですが・・・。

近年、日本の報道番組でも麻薬所持で逮捕されるニュースが飛び交うご時世になってしまいましたが、おそらく都心で暮らす少年少女たちの中にもリアムのような少年がいるのでしょうね。

リアムの場合は麻薬を売るだけで、使用することはないのですが、間違っていることは確かであり、この点に関しては、例え未成年であろうとも同情する余地はどこにもありません。

リアムが人の心を保ち続けていられたのは、母への愛情が強かったからでしょうね。リアムを唯一、心配し叱ってもくれる姉シャンテル。彼女からの愛情も伝わっているはずなのですが、リアムにとっては母から愛されたいという想いのほうが強かったのでしょうね。

しかし、母ジーンも社会的モラルに反した大人であり・・・。

リアムの不幸は、周りに模範となる大人がいなかったことですね。しかし、その大人たちも子供の頃はリアムと同じような境遇だったのでしょう・・・負のスパイラルがラブ、スタン、リアムを通して描かれているようでした。

愛されることを知らない子供が大人になり子供を産んでも、その子供を愛する術を知らない・・・自然と愛することはできないのでしょうか。

それを邪魔しているのが、麻薬であり、貧乏であり、社会なのでしょうね。

社会が彼らをサポートし、彼らも心を闇に落とさず、光に照らすよう強く生きるべきなのですが・・・現実は難しいのでしょうか。

リアムはますます悪に染まり、幼馴染みのピンボールとの決別、母を嫌悪する姉との衝突と、彼を救う手立ては何一つ無くなっていくのですが・・・。

リアム役にはマーティン・コムストン。無名だった彼を主役に抜擢したのは大成功でしたね。作品をドキュメントのような雰囲気にさせる要因にもなっていると思います。プロサッカー選手の経歴を持つ彼ですが、現在は役者一本に絞って活動しているそうです。ケン・ローチ監督の「明日へのチケット」にも、ピンボール役のウィリアム・ルアンと共に熱狂的なサポーターの少年役として出演しています。

ラスト。

リアムを救うのは、本来であれば母ジーンであるはずなのに・・・。やはり、大人が子供を正しい方向へと導かなければ、子供は幸せにはならないのでしょう。

リアムはどうなるのでしょうか。

16歳になったリアム・・・「SWEET SIXTEEN」。決してやさしくも甘くもありません。彼の未来が見えません。子供たちの悲痛な叫びが聞こえてくる作品でした。


★★★★★★★★


Title:
SWEET SIXTEEN

Country:
UK/Germany/Spain (2002)

Cast:
(Liam)MARTIN COMPSTON
(Pinball)WILLIAM RUANE
(Chantelle)ANNMARIE FULTON
(Suzanne)MICHELLE ABERCROMBY
(Jean)MICHELLE COULTER
(Stan)GARY McCORMACK
(Rab)TOMMY McKEE
(Calum)CALUM McALEES

Director:
KEN LOACH

Awards:
Cannes Film Festival 2002
(Best Screenplay)PAUL LAVERTY


にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ ←ランキング参加中です。




スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

プロフィール

Author:ひで
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
コメント・TBについて

コメント・トラックバックとも大歓迎ですが、異なるブログの場合は返信できないこともあるようです。予めご了承ください。
また、記事と無関係なコメント・トラックバックは削除させて頂きます。

カテゴリ
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。