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ラヴィ・ド・ボエーム

Category : 徒然映画
ラヴィ・ド・ボエーム

Comment:
うだつが上がらない男たちのボヘミアニズム。

アキ・カウリスマキ監督の作品です。哀愁、慕情、抒情・・・そんな言葉が思い浮かびます。

売れない作家マルセルは、家賃を滞納し続けてしまい、大家から立ち退きを命じられてしまいます。しかし、マルセルは機転?を利かしてパリへ逃亡・・・そこで、不法入国者のアルバニア人ロドルフォと出会います。

売れない画家であるロドルフォとはすぐに意気投合・・・マルセルはロドルフォを連れて家に帰ります。すると、家には見知らぬ男が・・・マルセルが立ち退いた後に入居する予定だった売れない作曲家ショナールでした。

売れない芸術家である3人のその後は・・・。

売れない、売れないと書き続けると、3人が最後には有名人に・・・と書きたくなってしまうのですが、そこはカウリスマキ監督の作品ですからね^^

元々、この作品には原作(H・ミュルジェール作の「ボヘミアン生活の情景)があるのですが、作品の雰囲気はカウリスマキ監督の色に見事に染まっています。

というわけで、彼らが売れる売れないなどはどうでもいい話であり、「彼がどのように暮らしているのか」・・・この作品は、そこに焦点を当てて描いていきます。

3人に前に現れる1人の女性ミミ。当てもないミミを助けるためにロドルフォは自分の家にミミを泊めてあげます。ロドルフォは「友人の家に泊まるから」と言ってベッドを貸してあげて出ていくのですが・・・ロドルフォは紳士ですよねぇ。

カウリスマキ監督作品ではおなじみの女優犬?ライカももちろん登場します。今回はロドルフォの飼い犬ボードレールです。

ミミと出会ってからロドルフォにもようやく運が向いてきます。砂糖工場主の資産家ブランシュロンが絵を描いてほしいと依頼してきたのです。どこでロドルフォの噂を聞いたのでしょうね^^

さらに、マルセルにも新聞王ガソットとの面接のチャンスが舞い込みます。

ここのくだりがコミカルでしたね。マルセルの調子の良さがちょっと羨ましく思えてきます。

ちなみに、ガソット役はサミュエル・フラー。ブランシュロン役はジャン=ピエール・レオが演じています。

見事、マルセルはモード雑誌の編集長に、ロドルフォはブランシュロンをパトロンとして、ショナールは・・・あれ?彼は?あっそうかマルセルの仕事をサポートする営業マンとして(作曲は・・・?)悠々自適に暮らしていくのですが・・・。

あれ?成功している?・・・でも、まったくそうは見えない3人。それは、3人が根っからの「ボヘミアン」だからなのでしょうね。

ロドルフォ役のマッティ・ペロンパー。
マルセル役のアンドレ・ウィルム。
ショナール役のカリ・ヴァーナネン。

カウリスマキ監督作品に馴染み深い役者たちが味のある演技で魅せています。

彼らをみていると、「明日のことなんか考えなくてもいい、今が楽しければ十分だ。」と思えてきます。

ラスト。

クライマックスからカウリスマキ監督の演出が冴え渡ります。「敗者三部作」と同様、余計な言葉などありません。その場の空気が語っています。

また、「雪の降るまちを」が流れたときには、鳥肌モノです。フィンランドの監督がなぜこうも日本の美意識である「侘」と「寂」を理解できるのか・・・この作品に「昭和」を感じました。


★★★★★★★★☆☆


Title:
LA VIE DE BOHÈME

Country:
France/Germany/Sweden/Finland (1992)

Cast:
(Rodolfo)MATTI PELLONPÄÄ
(Mimi)EVELYNE DIDI
(Marcel)ANDRÉ WILMS
(Schaunard)KARI VÄÄNÄNEN
(Musette)CHRISTINE MURILLO
(Blancheron)JEAN-PIERRE LÉAUD
(Baudelaire)LAIKA
(Gassot)SAMUEL FULLER
(Gentleman)LOUIS MALLE

Director:
AKI KAURISMÄKI

Awards:
Berlin International Film Festival 1992
(FIPRESCI Prize(Forum of New Cinema))AKI KAURISMÄKI


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