スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

モンテーニュ通りのカフェ

Category : 徒然映画
モンテーニュ通りのカフェ

Comment:
パリ8区のモンテーニュ通りで出会う人々の群像劇。

ダニエル・トンプソン監督の作品です。フランス映画でなければ出せない雰囲気を持つ作品ですね。オシャレの中にコケティッシュな面が多々みられます。

パリ8区は、政治・行政の中心であり、また凱旋門やコンコルド広場などの観光名所も存在しています。20に区画されているパリの中では都会も都会、大都会ですね。

そんな8区にあるモンテーニュ通りは、どちらかというと文化・芸術の通りなのでしょうか。

モンテーニュ通りにある「シャンゼリゼ劇場」には、人気ピアニストであるジャン=フランソワ・ルフォールのコンサートのリハーサル中でした。彼のエージェントであり妻でもあるヴァレンティーヌがきっちりスケジュールを管理する日々・・・ジャン=フランソワは「何かが違う」と自問していました・・・。

シャンゼリゼ劇場の右隣りにある劇場「コメディ・エ・ストゥディオ・デ・シャンゼリゼ」では、TVで放送中の昼メロが話題の女優カトリーヌ・ヴェルセンの喜劇「裸で歩き回るな」のリハーサル中でした。しかし、彼女は何か苛立っているようです。昼メロで人気になることは「TV女優」としてのイメージが色濃く残ってしまいます。彼女は、何とかイメージを払拭したいと思い悩みます・・・。

シャンゼリゼ劇場の左隣りには美術品のオークション会場「ドルオ=モンテーニュ」があります。今回は、一代で莫大な富を築いた資産家であり骨董収集家でもあるジャック・グランベールが、所有するすべての骨董品を出品すると話題になり、その準備に追われています。妻に先立たれ、新しい恋人は息子であるフレデリックとさほど年が変わらない若く美しい女性ヴァレリー。フレデリックは不安になりジャックに忠告しに来るのですが・・・。

そして、シャンゼリゼ劇場の向かいにあるカフェ「バー・デ・テアトル」。そこにバイトしたいと飛び込んできたのは郊外で暮らしていた若い女性ジェシカ。マスターのマルセルは「女性は雇わない。」という店のしきたりで断ろうとしたのですが、給仕が病欠で人手が足りないこともあり、仕方なくジェシカを雇います。さらにマルセルはこう付け加えます。

「17日の夜は忙しくなるから。」

そう、「シャンゼリゼ劇場」のピアノコンサート。「コメディ・エ・ストゥディオ・デ・シャンゼリゼ」での舞台。「ドルオ=モンテーニュ」のオークションがすべて17日の夜に開催されるのです。

ジェシカは17日に定年退職するシャンゼリゼ劇場の管理人クローディの助けを借りながら、3つの会場の人たちに食事を届けながら交流を深めていくのですが・・・はたして無事に開催当日を迎えられるのか・・・。

3つのエピソードに絡むジェシカは、天使のようですね。でも、ジェシカが彼らに何かをしたりすることはなく、絶えず聞き手にまわっています。

彼らは自分の悩みを誰かに打ち明けたかったのでしょうね。そこにタイミングよくジェシカがあらわれたのでしょう。彼らよりも年下であることもよかったのかな。彼らはジェシカから悩みを解決する術を得ようともしません。彼らは自己解決できる年齢であり、既に自分の気持ちの中では解決していたのですが、それを実行に移すことにためらいがあっただけなのでしょう。

ジェシカは聞き役になることで、彼らの背中を押しただけ・・・でも、それで充分だったのでしょうね。

そんなジェシカ役には、セシル・ドゥ・フランス。・・・カ、カワイイ。ショートヘアがいいですね。カフェで働いているときの給仕服もまたカワイイ。

ジャン=フランソワ役にはアルベール・デュポンテル。「地上5センチの恋心」でもナイーブな男を演じていましたね。ジャック役のクロード・ブラッスールとフレデリック役のクリストファー・トンプソンとの3人の男によるコイバナがなぜか和みます。ちなみに、クリストファー・トンプソンは、ダニエル・トンプソン監督の息子でこの作品の脚本を共同で担当しています。

カトリーヌ役にはヴァレリー・ルメルシェ。彼女がヨカッタ。笑わせてもらいました。アメリカの映画監督ブライアン役には、なんとあのシドニー・ポラック監督だったのですが、2人の掛け合いのズレ具合!?が絶妙です。

あと、シャンゼリゼ劇場の管理人クローディ役のダニも良い味をだしています。アメリカだったらリリー・トムリンのような雰囲気かなぁ。ヘッドホンを付けて歌う姿にシビれます。でも彼女、自分の名前が日本語だとどのような意味なのかを知ったらショックだろうなぁ(^_^;

ラスト。

「コケティッシュ」とは「女性の、なまめかしいさま」をいいます。

魅力的な肉体を持つ女性は、性愛的関係性を求める異性愛の男性に対してエロティシズム的側面においては優位に立っており、男性が彼女の肉体を欲しがれば欲しがるほど、彼女の優位は強まる。しかし、男性が障害の大きさに尻込みして彼女から去ってしまえば、彼女は男性を支配する地位を失ってしまう。彼女は男性に対する優位を保つために、自らを男性の所有に帰さない程度において男性の欲望をそそるような見た目や立ち居振る舞いを磨き、彼女の肉体の価値を男性に誇示しようと工夫をこらすことになる。(Wikipediaより一部引用)

自分の優位を保つためブライアン監督に自分の魅力をアピールするカトリーヌ。
ジャン=フランソワの告白によって自分の優位が保てなくなる妻ヴァレンティーヌ。
ジャックの恋人になり、フレデリックとの関係にも臆さず優位を保つヴァレリー。

皆、「コケティッシュ」の魅力を活かしています。そして、ジェシカも実はその1人。人生の大きな失敗から立ち直るべくパリにやって来た彼女・・・。

彼女の「コケティッシュ」な魅力に心を奪われた男性はいったい誰なのか?

・・・あれ?私かもしれない(^_^;

そして、「コケティッシュ」に磨きをかけるとクローディのような女性になるのでしょう・・・おそらく。


★★★★★★★☆☆☆


Title:
FAUTEUILS D'ORCHESTRE

Country:
France (2006)

Cast:
(Jessica)CÉCILE DE FRANCE
(Catherine Versen)VALÉRIE LEMERCIER
(Jean-François Lefort)ALBERT DUPONTEL
(Jacques Grumberg)CLAUDE BRASSEUR
(Frédéric Grumberg)CHRISTOPHER THOMPSON
(Claudie)DANI
(Valentine Lefort)LAURA MORANTE
(Madame Roux)SUZANNE FLON
(Brian Sobinski)SYDNEY POLLACK
(Marcel)FRANÇOIS ROLLIN

Director:
DANIÈLE THOMPSON


にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ ←ランキング参加中です。




スポンサーサイト

Comment

うん、それはひでさんだと思う…(爆)
これ、日常を切り取っただけなのに、やっぱりフランス映画だからでしょうかね、観ていてなんだか心地よかった感じがしました。(^ー^)

>じゅりさんへ

> うん、それはひでさんだと思う…(爆)
あっ、やっぱりそうでしたか(^_^;

> これ、日常を切り取っただけなのに、やっぱりフランス映画だからでしょうかね、観ていてなんだか心地よかった感じがしました。(^ー^)
そうですね。穏やかな気分で最後まで観れました。

ちなみに、開催中のフランス映画祭にセシル・ドゥ・フランスも来日しているそうですよ。彼女にも会いたかったなぁ。
非公開コメント

プロフィール

Author:ひで
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
コメント・TBについて

コメント・トラックバックとも大歓迎ですが、異なるブログの場合は返信できないこともあるようです。予めご了承ください。
また、記事と無関係なコメント・トラックバックは削除させて頂きます。

カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。