スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アウェイ・フロム・ハー 君を想う

Category : 徒然映画
アウェイ・フロム・ハー 君を想う

Comment:
認知症の妻に戸惑う夫の苦悩と愛。

カナダの実力派若手女優サラ・ポーリーが長編初監督に挑んだ作品です。いやぁ、すごい。まだ若いのに人生を積み重ねてきた人が創るような作品に仕上げています。

彼女の略歴を調べると・・・なるほど。同世代の若者が考えないようなことを子供の頃から行動で示していたようですね。

カナダ、オンタリオ州。郊外の自然に恵まれた土地で暮らす1組の夫婦。元大学教授の夫グラントと生徒だった妻フィオーナ。グラントはフィオーナの美しさに惹かれ結婚。そして、44年の年月が経ちました。

幸せに暮らす2人でしたが、最近、フィオーナの物忘れが目立つように・・・認知症でした。

フィオーナは施設に入院することを決意しますが、今まで44年連れ添った2人・・・施設の規則により、グラントはフィオーナとしばらく会えなくなることに不安が残ります・・・。

1ヶ月後・・・ようやく再会した2人・・・しかし、フィオーナはグラントが夫であることを忘れていたのです。

・・・つらいだろうなぁ。グラントはフィオーナにベタ惚れでしたからね。さらに、フィオーナは施設に通院している患者オーブリーと恋仲になってしまうのです。・・・つらいです。

しかし、グラントも若かりし頃は、女学生相手に浮気を繰り返していたようなのです。しかも、ヴェロニカという生徒に関しては、明言を避けていますが、亡くなった可能性も・・・。

フィオーナはグラントの浮気癖を今まで問い詰めもしませんでした・・・忘れようとしていたのです。

しかし、施設へ入院する日。グランドが運転する車中でついにフィオーナは語り始めます。

「あなたを束縛したくない。」
「私を捨てることもできたのに捨てなかった・・・感謝してるわ。」

このセリフがすごく重く感じられました。

本心であり、また、逆の意味を込めた皮肉にも受け取れるようにも感じられたから・・・フィオーナはグラントを愛し、そして、憎んでもいたのでしょう。

そして今、その立場が逆転したのです。

グラントももちろんフィオーナを愛しています。彼女を見捨てるはずもありません。

「私を罰するために演技をしているように思える。」

実はフィオーナは認知症ではないのでは?という願望と自分が今までしてきたことの後悔が入り混じったセリフでしたね。

グラント役にはゴードン・ピンセント。妻のために努力する愛妻家である反面、女好きでもあるグラント・・・若い頃は相当遊んでいたんだろうなぁと彼の風貌から思わせます^^

そして、フィオーナ役にはあのジュリー・クリスティ。いやぁ、老いても美しいですねぇ。グラントが浮気しても必ずフィオーナの元へ戻ってくるのもわかります^^

もちろん容姿だけでなく、演技も素晴らしいです。品格を漂わせるその存在感。認知症前後の表情。見事です。その年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされています。

ラスト。

グラントはフィオーナが愛する男オーブリーの妻マリアンに会い、オーブリーを通院ではなく入院させてほしいと頼むのですが・・・。

自分の幸せより愛するフィオーナの幸せのために・・・なかなかできるものではありませんよね。

でも、グラントの女好きは治らないのねと思いつつ・・・。

人は何を持って幸せとするのか・・・不幸と幸せを天秤に乗せてほんの少しでも幸せの方に傾いたら・・・それだけで十分幸せなのかもしれません・・・。


★★★★★★★☆☆


Title:
AWAY FROM HER

Country:
Canada (2006)

Cast:
(Grant Anderson)GORDON PINSENT
(Fiona Anderson)JULIE CHRISTIE
(Marian)OLYMPIA DUKAKIS
(Aubrey)MICHAEL MURPHY
(Kristy)KRISTEN THOMSON
(Madeleine Montpellier)WENDY CREWSON
(Young Fiona)STACEY LaBERGE
(Veronica)DEANNA DEZMARI

Director:
SARAH POLLEY

Awards:
Golden Globes, USA 2008
(Golden Globe(Best Performance by an Actress in a Motion Picture - Drama))JULIE CHRISTIE

Los Angeles Film Critics Association Awards 2007
(New Generation Award)SARAH POLLEY

National Society of Film Critics Awards, USA 2008
(NSFC Award(Best Actress))JULIE CHRISTIE

New York Film Critics Circle Awards 2007
(NYFCC Award(Best Actress))JULIE CHRISTIE
(NYFCC Award(Best First Film))SARAH POLLEY


にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ ←ランキング参加中です。




スポンサーサイト

Comment

これは若いサラの手腕に拍手の作品でした。
もちろんキャストの演技も素晴らしかったですよね。
男性からの視点と女性からの視点では、感じ入る強さの違うところである作品でもあったように思います。
素晴らしい作品でした。
記事ラストの言葉、素敵です~^^
トラバさせてくださいね♪

>じゅりさんへ

ホント、サラ・ポーリーに拍手ですね。

> 男性からの視点と女性からの視点では、感じ入る強さの違うところである作品でもあったように思います。
なるほど。そうですよね。私はついついグラント目線で観てしまっていたような気がします。

コメント&TBありがとうございました。
非公開コメント

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

アウェイ・フロム・ハー 君を想う

== アウェイ・フロム・ハー 君を想う(2006) == [[attached(1,center)]] 【AWAY FROM HER】 [[img(http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/bd/41/jully_ppppp/folder/1567172/img_1567172_34711145_22?1231438518)]] 結婚して44年になるグラント(''&#03...
プロフィール

Author:ひで
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
コメント・TBについて

コメント・トラックバックとも大歓迎ですが、異なるブログの場合は返信できないこともあるようです。予めご了承ください。
また、記事と無関係なコメント・トラックバックは削除させて頂きます。

カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。