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ラースと、その彼女

Category : 徒然映画

ラースと、その彼女


Comment:

リアル・ドールに恋した男のハート・ウォーミング・ストーリー。


クレイグ・ギレスピー監督の作品です。その年のアカデミー賞脚本賞にノミネートされただけあって、ストーリーが素晴らしいです。脚本はナンシー・オリヴァー。


この作品、アメリカ映画だったんですねぇ。どことなく北欧の風も感じるので、中間に位置するカナダ映画だとばかり思っていました。


雪が降り積もる田舎町。ラース・リンドストロムは27歳。独身。温和な人柄は町の誰からも慕われていました。しかし、ラースは「ある理由」で、若い女性と接することを極端に拒みます。


ラースは父が遺した家のガレージで独り暮らし。家には出戻ってきた兄ガスとガスの妻カリンが住んでいます。カリンは現在妊娠中。しかし、自分のことよりもラースが心配でなりません。


そんなある日のこと。カリンの心配を吹き飛ばすような事件が起きます。ラースの家に女性がいると言うのです。


ネットで知り合った彼女は遠くブラジルから来て、英語がうまく話せず、しかも、車椅子がないと生活できず、さらに、修道院で育ち信仰心が厚い彼女から、若い独身の2人が同じ家にいるのは良くないとも・・・。


ガスとカリンは喜んで家の部屋を提供します。


そして、彼女と対面するのですが・・・。


呆気にとられる2人・・・ラースが連れてきた彼女とは「リアル・ドール」だったのです。


しかも、ラースは彼女を「ビアンカ」と呼び、1人の女性として接しているのです。手に負えなくなったガスとカリンは町の医者であるダグマー女医に相談するのですが・・・。


初めてのラースとビアンカの2ショットの衝撃ったらありません(^_^;


開いた口が塞がらないとはあのことを言うのでしょうね。ここから町の人々を巻き込んだドタバタ劇へと突入するのかと思いきや、優しく切ないストーリーへと進みます。


初めのうちは戸惑いながらも次第に「ビアンカ」を受け入れていく町の人々。ラースの優しさは随所に見られるのですが、町の人々も優しさで満ち溢れているんですよねぇ。


ラースを初めから擁護するグルナー夫人が「物に依存する」感覚と似ていることを例に挙げるのですが、なるほどなぁと納得してしまいます。


人は時として、ストレスを物にぶつけたり、また物を収集したり愛でたりすることでストレスを解消することがありますからね。


ただ、ラースの場合はちょっと違うようでした。


「ビアンカ」はラースの心を映す鏡だったのかなぁ。ラースは「ビアンカ」を介して自分の想いを伝えたかったのかも知れませんね。


しかし、「ビアンカ」は1人の女性、人間としての自我が芽生えるのです。もちろん、リアル・ドールですからそんなことはないのですが(^_^;


町の人々が「ビアンカ」の自我を形成していくのです。こんなことになるとはラースも思っていなかったらしく・・・。さらに、ダグマー女医の治療の効果もあってか、今まで気にしていなかった同僚の女性マーゴのことが気になり始め・・・。


ラース役にはライアン・ゴズリング。彼が実に素晴らしい。あんな自然に演技できるものなのでしょうか。彼の演技が「ビアンカ」を外見だけでなく内面まで魅力的な女性として映していたように思います。


カリン役のエミリー・モーティマー。

ガス役のポール・シュナイダー。

マーゴ役のケリ・ガーナー。

ダグマー役のパトリシア・クラークソン。


らもラースと「ビアンカ」を見守る役として魅力溢れるキャラクターを演じています。


そして、忘れてはならない主演女優の「ビアンカ」。この作品を観る前の勝手な想像として、クライマックスあたりに「ビアンカ」そっくりの女性が現れたりするのかなぁと、ドタバタ・コメディらしい予想をしていたのですが、もちろんそんなことはなく、やはり「ビアンカ」は「ビアンカ」でした。


ギレスピー監督は、スタッフ・キャストたちに、撮影以外でも「ビアンカ」を1人の女性、そして女優として接するように指示していたようで、それが「ビアンカ」を1人の人間として接する町の人々のシーンにもあらわれていたと思います。


ラスト。


最後の最後まで「ビアンカ」を1人の人間として接した町の人々に好感が持てます。ラースだけでなく、ガス、カリン、町の人々すべての心が変わっていく姿に胸を打ちます。


そして、ラースの勇気ある決断も素晴らしいものでした。


「ビアンカ」との暮らしは、結局、今までのラースと何ら変わりないことだったのかもしれません。しかし、「ビアンカ」はラースの心の扉を開き、町の人々との絆をさらに深いものにしてくれました。


人の心が変わることは容易ではないと思います。でも、少しのきっかけがあれば変わることができるのかも・・・。そのために、時には人や物に頼るのもいいですが、最後は自分自身で決めるべきですよと、優しく伝えているようでした。



★★★★★★★★



Title:

LARS AND THE REAL GIRL


Country:

USA (2007)


Cast:

(Lars Lindstrom)RYAN GOSLING

(Karin)EMILY MORTIMER

(Gus)PAUL SCHNEIDER

(Reverend Bock)R.D. REID

(Margo)KELLI GARNER

(Mrs. Gruner)NANCY BEATTY

(Dagmar)PATRICIA CLARKSON

(Bianca)


Director:

CRAIG GILLESPIE



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Comment

たしかに

雪景色や町の雰囲気など、カナダ映画と言われても違和感のない、むしろしっくりくる映画ですね。
DVDを購入しようか、一番迷うラインです。好きと超好きの中間あたりで・・・。


こんにちは!

ひでさん、いいタイミングで覗きました~(^^)
この作品は今年観た中でも私のベスト3に入りそうです。

この人形の役割がとても面白かったですね。
ラースにとっては心を映す鏡のような成長へのアイテムであり、
町の人たちにとっては受け入れられるかどうかの試しであり、
それぞれの優しさを引き出し絆を深めていましたね。
とても温かい作品で、胸を打たれました。


>saryaさんへ

ですよねぇ。ぜったいカナダ映画だと思ってました。

微妙なラインですねぇ。
でも買って損はない作品ですよね。
お財布と相談してみたらいかがでしょうか(^-^)

コメントありがとうございました。


>YANさんへ

おぉ~!今年のベスト3ですかぁ。納得です。

人形をあんな形で使うなんて・・・脚本の勝利ですね。
ビアンカもさぞかし演技が大変だったことでしょう!?
私も優しさと温かさを感じられました。

コメントありがとうございました。


温かな気持ちになれました♪

ひでさん、こんにちは♪^^

考えてみれば、あり得ないくらい良い人たちばかりで、現実離れしてるといえばそうなんですが、笑ったり、ホロリとさせてもらったり、とっても温かな良い気分になれた映画でした。

ほんと人ってなかなか変われるもんじゃないけど、本当に変るときは自分で決めたときですよね。
周りからどうのこうの言われて変るのでは、やはりそれは違いますもんね。

その彼に関わってくる周りの人たちの、ちょっとしたエピソードで人柄がわかるという部分も描いてあったところも好感でした。
良い気持ち、優しい気持ちになれた映画でした♪


とっても

暖かくてやさしい映画ですね。こんな作品がまた観たいです。^^


>メルさんへ

>周りからどうのこうの言われて変るのでは、やはりそれは違いますもんね。
ホント仰る通りだと思います。
周りから言われてやってみたら違っていたりすると、
他人のせいにしてしまう自分も嫌だったりします。
失敗しても自分で決めたことであれば後悔はしないと思います。

登場人物の人柄が実に丁寧に描かれていましたね。
私もやさしい気持ちになれました♪

コメント&TBありがとうございました。


>オサムさんへ

この作品は、何度観ても癒してくれそうな作品ですよね。
コメントありがとうございました。


これ大好き~♪

有り得ない設定ながら、とっても素敵な作品でしたね~^^
そそそ、ビアンカちゃんとの2ショット観た時には、私も兄夫婦と同じ表情してたと思います(爆)
ライアンは素晴らしい演技でしたよね~^^
他のキャストもとっても良かったです。
リアルドールに感情を持たせることなく、ラースの姿を描いた脚本もお見事でした。
お気に入りの作品になりました^^
トラバさせてくださいね♪


>じゅりさんへ

素晴らしい作品でしたねぇ。
この作品を嫌う人なんているのかなぁと思ってしまうほどです。

ビアンカの登場シーンはビックリしたと同時に
ガスとカリンの表情で笑ってしまいました。

おバカコメディにもできる設定を
切なくかつ優しいストーリーに仕上げた脚本が秀逸でした。

コメント&TBありがとうございました。


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「ラースと、その彼女」

人間の温かさが良く出てた映画だったなぁ。笑って、そしてホロリ

ラースと、その彼女

== ラースと、その彼女(2007) == [[attached(1,center)]] 【LARS AND THE REAL GIRL】 [[img(http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/bd/41/jully_ppppp/folder/1567172/img_1567172_34711145_22?1231438518)]] 雪に覆われた小さな田舎町。 町の人たち
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