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ゾラの生涯

Category : 徒然映画

ゾラの生涯


Comment:

政府に立ち向かう作家の生涯。


その年のアカデミー賞作品賞を含む3部門を受賞したウィリアム・ディターレ監督の作品です。


1862年、フランスのパリ。作家エミール・ゾラと画家ポール・セザンヌはともに売れない者同士、狭い屋根裏部屋を借りて暮らしていました。


エミールには婚約者のアレクサンドリーヌがいました。彼女はエミールのために仕事を見つけてきたのです。執筆活動を続けながら出版社で働き始めるエミールでしたが、彼が出版する本は社会や政府を批判するものばかり。市当局から警告も受けてしまいます。


それでも、信念を曲げないエミールの前に娼婦ナナが現れ・・・。


前半は主人公エミールの若かりし頃を描いています。このような作品を観て思うことは、大成する人は強い信念を持ち、かつ、行動に移せる人なのだということ。エミールの場合は、極貧生活を余儀なくされ命すら危険に晒しながらも歪んだ社会や政府を批判し続けます。影ながら支える妻アレクサンドリーヌも強い人だったのでしょうね。


でも、若い頃の話はまだまだ序盤に過ぎませんでした。


政府内部で起きた機密情報の漏洩による反逆罪。この事件にエミールも巻き込まれていきます。


罪に問われたのはアルフレッド・ドレフェス大尉。なんと彼は上層部によって勝手に作り上げた犯罪者だったのです。まったく見に覚えのないアルフレッドは同僚にそして国民に助けを求めても、誰も応えることはしませんでした。


彼は終身刑となり、誰も寄り付かない孤島「悪魔島」へと投獄させられてしまいます。


しかし、アルフレッドの無実を信じるただ1人人物がいました。


アルフレッドの妻ルーシー。彼女も気丈な人でした。判決後も彼女は方々に掛け合い夫も無実を突き止めようと奔走します。


しかし、1人では限界がありました。


彼女が最後に辿り着いた所・・・それがエミールの家でした。


実は、この頃のエミールは作家として大成し穏やかに余生を過ごしていたのです。今は裕福に暮らし、長年の夢だった「アカデミー・フランセーズ」の会員になることで頭がいっぱいでした。


はたして、エミールはルーシーの救世主となるのか・・・。


とにかく政府上層部のやり口が汚い。そして、自分たちの利権のために上層部と取り繕う人たちの卑しいこと。あんな裁判があるのかと思うと腹立たしくなります。


また、エミールに危害を加えるため、民衆を扇動させるシーンはゾッとしました。私たちも知らず知らずに扇動させられているのでしょうか?


すべてが不利な状況の中でエミールとルーシーにとって信じるものは自分自身の信念だったのだと思います。ルーシーは夫との愛のために。エミールは自由のために。


フランスの国旗「トリコロール」に掲げられた「自由・平等・博愛」がふと頭によぎります。


事実を基にした作品でありながら、フィクションも多様に散りばめているようで、ストーリーも見応えがあります。アカデミー賞助演男優賞を受賞したアルフレッド役のジョセフ・シルドクラウトが悪魔島の牢獄から立ち去るシーンも彼の耐えた長い年月を物語っていました。


しかし、1つだけ気になる点が・・・フランスを舞台にしたフランス人の物語なのに、セリフが英語だという違和感を拭い切れませんでしたね。「ドクトル・ジバコ」を観たときにも同じ違和感を覚えたのですが、やっぱりフランス人スタッフとフランス人キャストで観てみたいなぁと思いました。エキストラも含めてほとんどのキャストがフランス人に見えないんですよね(^_^;


良くも悪くもアメリカ映画・・・力強い作品でした。



★★★★★★★☆☆☆



Title:

THE LIFE OF EMILE ZOLA


Country:

USA (1937)


Cast:

(Emile Zola)PAUL MUNI

(Lucie Dreyfus)GALE SONDERGAARD

(Capt. Alfred Dreyfus)JOSEPH SCHILDKRAUT

(Alexandrine Zola)GLORIA HOLDEN

(Maitre Labori)DONALD CRISP

(Nana)ERIN O'BRIEN-MOORE

(Charpentier)JOHN LITEL

(Colonel Picquart)HENRY O'NEILL

(Anatole France)MORRIS CARNOVSKY

(Major Dort)LOUIS CALHERN

(Major Walsin-Esterhazy)ROBERT BARRAT

(Paul Cezanne)VLADIMIR SOKOLOFF


Director:

WILLIAM DIETERLE


Awards:

Academy Awards, USA 1937

(Oscar(Best Actor in a Supporting Role))JOSEPH SCHILDKRAUT

(Oscar(Best Picture))

(Oscar(Best Writing, Screenplay))HEINZ HERALD

(Oscar(Best Writing, Screenplay))GEZA HERCZEG

(Oscar(Best Writing, Screenplay))NORMAN REILLY RAINE


New York Film Critics Circle Awards 1937

(NYFCC Award(Best Actor))PAUL MUNI

(NYFCC Award(Best Film))



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Comment

これって

こういうストーリーだったんですか・・・・。
タイトルだけは知っていましたが、想像していたのと全く違いました。

どうやら考えさせられそうな内容ですね・・・。

ううむ、是非観てみたいです。


>arixsさんへ

はい。結構な力作でした。
政府の不正にまっこうから立ち向かう姿が
力強く描かれています。

機会があれば是非ご覧くださいね。

コメントありがとうございました。


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