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アマデウス

Category : 徒然映画

アマデウス


Comment:

モーツァルトの生涯を元宮廷作曲家サリエリの回想とともに描いたドラマ。


その年のアカデミー賞主要4部門を含む8部門を受賞したミロス・フォアマン監督の作品です。


モーツァルトは作品の象徴として、サリエリは狂言回し的な役割を担っています。


天才作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。


誰もが認める作曲家ですが、その才能への嫉妬なのか、それとも品行の悪さからなのか生活は決して楽なものではなかったみたいですね。


モーツァルトを影で追い詰めていたのは宮廷作曲家アントニオ・サリエリ。


でも、この作品ではサリエリがそれほど悪人のようには見えません。それは、サリエリが私たちと同じ「凡人」として描かれていたからなのでしょうか。


それぐらいモーツァルトは天賦の才に恵まれていました・・・でも、サリエリのやり口はちょっと陰険でしたね(^_^;


でも、サリエリの気持ちもわかるかも・・・あんな屈辱を受けたら誰だって嫌うでしょう。


モーツァルトを陥れるサリエリでしたが、その反面、誰よりもモーツァルトの才能を認め、彼が創造する曲を愛していました。


「凡人」であるサリエリでしたが、彼には「素晴しい曲を聞き分ける才能」がありました。


しかし、その才能はサリエリが求めていたものではありませんでした。サリエリはモーツァルトと同じように「曲を創造する才能」を欲していたのです。


その才能が品行の悪い若いモーツァルトに与えられているのを目の当たりにしたのが彼の災厄だったのかもしれませんね。


サリエリ役にはF・マーレイ・エイブラハム。影でうごめく嫉妬、憎悪、そして、曲への愛情と賛美。その想いを表面には出さずに内面から表現しているようでした。老齢になったサリエリでは狂気にも似た言動にただただ圧巻です。


モーツァルト役にはトム・ハルス。代役なしにピアノを演奏したとか。モーツァルトが憑依したかのような熱演でした。本当のモーツァルトもあのような笑い方や言動をしていたのではと思わせてしまう説得力のある演技でしたね。


2人ともこの作品でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたことも納得です。F・マーレイ・エイブラハムが主演男優賞を受賞していますが、2人に主演男優賞を授与しても良いくらいでしたね。


ラスト。


サリエリの目的は「曲を創造する才能」を手に入れることだったのかも・・・あのような変わったかたちでも、少しでも「神の領域」に踏み込みたかったのかもしれませんね。


老齢のサリエリは、神に生かされている自分に懺悔することなど何もないと考えているようでした。


「私は凡庸の人の頂点に立つ守り神だ。」


「神の領域」に踏み込んだ「凡人」の末路・・・「天才」のいない世界で生き続けることが神から与えられた「罰」であるかのようでした。



★★★★★★★★



Title:

AMADEUS


Country:

USA (1984)


Cast:

(Antonio Salieri)F. MURRAY ABRAHAM

(Wolfgang Amadeus Mozart)TOM HULCE

(Constanze Mozart)ELIZABETH BERRIDGE

(Leopold Mozart)ROY DOTRICE

(Emanuel Schikaneder)SIMON CALLOW

(Katerina Cavalieri)CHRISTINE EBERSOLE

(Emperor Joseph II)JEFFREY JONES

(Father Vogler)RICHARD FRANK


Director:

MILOS FORMAN


Academy Awards, USA 1984

(Oscar(Best Actor in a Leading Role))F. MURRAY ABRAHAM

(Oscar(Best Art Direction-Set Decoration))PATRIZIA VON BRANDENSTEIN

(Oscar(Best Art Direction-Set Decoration))KAREL CERNÝ

(Oscar(Best Costume Design))THEODOR PISTEK

(Oscar(Best Director))MILOS FORMAN

(Oscar(Best Makeup))PAUL LeBLANC

(Oscar(Best Makeup))DICK SMITH

(Oscar(Best Picture))SAUL ZAENTZ

(Oscar(Best Sound))MARK BERGER

(Oscar(Best Sound))THOMAS SCOTT

(Oscar(Best Sound))TODD BOEKELHEIDE

(Oscar(Best Sound))CHRISTOPHER NEWMAN

(Oscar(Best Writing, Screenplay Based on Material from Another Medium))PETER SHAFFER


Golden Globes, USA 1984

(Golden Globe(Best Director - Motion Picture))MILOS FORMAN

(Golden Globe(Best Motion Picture - Drama))

(Golden Globe(Best Performance by an Actor in a Motion Picture - Drama))F. MURRAY ABRAHAM

(Golden Globe(Best Screenplay - Motion Picture))PETER SHAFFER


Los Angeles Film Critics Association Awards 1983

(LAFCA Award(Best Actor))F. MURRAY ABRAHAM

(LAFCA Award(Best Director))MILOS FORMAN

(LAFCA Award(Best Picture))

(LAFCA Award(Best Screenplay))PETER SHAFFER



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Comment

想い出の一本

これは映画好きの外国帰りの上司のところに集まって、当時としてはとっても大きなスクリーンのTVで、みんなでレーザーディスク鑑賞会をした想い出があります。
サリエリもなまじ才能があるばかりに本物の天才を目の当たりにしての苦悩は大きかったでしょうね。
音楽映像の素晴らしさとともに、エゴや自尊心など人の心理にも切り込んだ観応えのある作品でした。是非また再見したい一本です。


マイ・ベスト・ムービー!

きゃ~い!これ私のベスト1作品です♪
当時テープ擦り切れるほど何回も観ました。
デッキの中にはいつもこの作品って時期がありましたよぉ。足掛け2年(爆)
そうそう、天才を見抜く才能があったが故のサリエリの姿がありましたね。
主演の二人の演技はお見事でした。
ほんと、二人ともに賞あげたかったわ~^^
ブログ解説初期で、思い入れありすぎてメモ程度の記事ですが、トラバさせてくださいね♪


>PU-KOさんへ

この作品は大きなスクリーンで観ると迫力ありそうですね。
観劇のシーンなど見応えありそうですよね。
サリエリをただの悪人のように描いていないところが
心理的描写を際立たせて見応えのあるものにしていたのかもしれませんね。

コメントありがとうございました。


>じゅりさんへ

マイ・ベスト・ムービーでしたか!
その想いが伝わるコメントですね(^-^)v

2人の演技が秀でていましたね。
2人でW受賞でも良かったのでは?とホント思います。

コメント&TBありがとうございました。


こんにちは!

私もこれは好きな作品です!
決して凡人ではないけど天才にはなれなかったサリエリの
狂気に満ちた嫉妬・憎悪を表現したエイブラハムは圧巻でしたね。
そして反面、一番モーツァルトを理解していた人で、
愛と憎しみが溢れていたすごい作品でした。

いつもTBできないので、古い記事のURLを残しておきます。
http://yanrock.blog78.fc2.com/blog-entry-277.html


>YANさんへ

いろんな感情をあそこまで表現するエイブラハムは圧巻でしたね。

豪華な舞台、衣裳、音楽だけでなく、
人の心理を繊細に描いた秀作でしたね。

コメントありがとうございました。
TBはまたダメでしたか・・・ごめんなさい。


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アマデウス

監督:ミロス・フォアマン 原作者:ピーター シェーファー 脚本:ピーター シェーファー 撮影:ミロスラフ・オンドリチェフ 音楽:ネヴィル・マリナー 出演者:F.マーリー エイブラハム 、トム・ハルス 、エリザベス・ベリッジ 製作年:1984年 評価:★★
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