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サン・ピエールの未亡人

Category : 徒然映画

サン・ピエールの未亡人


Comment:

フランス領の孤島サン・ピエールで実際に起きた事件を基にした作品。


今までのパトリス・ルコント監督作品にあるコミカルさを封印した愛の物語です。


愛にもいろいろあるようで、夫婦愛、人間愛、郷土愛とさまざまな愛のかたちが描かれています。


1849年、仏領サン・ピエール島で事件が起きます。ニューファンドランド島沿岸を10年ぶりの濃霧が襲います。濃霧は3ヶ月も続き、漁師たちは身の危険を感じながらタラ漁をしていました。


小舟に乗った2人の男ルイとニールは、漂流4日目でタラ漁の漁師たちに助けられました。


そのまま漁を手伝う2人。島に帰り、久しぶりの酒を飲みます。2人はクパール船長の話になり、そのまま船長の家へ行くのですが・・・。


翌日。港で馬を降ろす駐屯部隊の隊長ジャン。マダム・ラこと最愛の妻ポーリーヌも見守ります。そこへ、部下が報告します。


クパール殺害犯であるルイとニールを捕らえたと・・・。


と、ここまでが導入部なのですが、重要なのはここからになります。でも、詳しい殺害動機は知りたかったですねぇ。衝動的にと言われてしまえばそれまでなのかもしれませんが・・・。船長も悪い人ではなさそうでしたしね。


2人はすぐ裁判にかけられ、ルイは監獄行き、実行犯であるニールは首切り刑となり、隊長ジャンの先導で、ジャンとマダム・ラの住居と隣接している収容所へと移送されます。


しかし、移送中に島民たちに石を投げられ馬車が横転。ルイは亡くなってしまいます。


収容所の牢に運ばれるニール。マダム・ラと目が合います。


ニールの処刑には2つの問題がありました。


1つはこの島にギロチンが無いこと。そして、もう1つは処刑執行人がいないことでした。


島を支配する総督は、自らの威厳と保身のために刑を何としても執行しようと画策するのに対し、ジャンとマダム・ラは刑を止めさせようとするのですが・・・。


マダム・ラを愛するジャンの真摯な愛。マダム・ラもジャンを愛していますが、ニールに対する姿にも愛情が感じられます。


でも、それは人間愛、母性愛のようなものであったと思います。


本来、辺境の孤島に派遣されるような妻ではない令嬢であったマダム・ラ。その理由は、何も語られていませんが、罪を許し、人を平等に愛することが、周りの人から非難されていたのでしょうね。


その非難から守っていたのがジャンだったのかなぁ。


ジャンは無茶なマダム・ラの願いや行動に対し、すべてを許し、受け入れ、さらに、支えていきます。ニールとマダム・ラとの三角関係になるのかなぁと思っていたのですが・・・私にはニールとマダム・ラが2人きりなることに対してもジャンは嫉妬なんて抱いていなかったように見えました。


唯一、怒ったのは、マダム・ラをポーリーヌと名前で呼んだときだけだったのではないでしょうか。


ジャン役のダニエル・オートゥイユとマダム・ラ役のジュリエット・ビノシュは流石の演技ですね。2人はミヒャエル・ハネケ監督の「隠された記憶」でも夫婦役で共演しています。


キー・パーソンとなるニール役にはエミール・クストリッツァ監督。自身の作品とは全く異なるタイプの作品に出演しています。それにしても、囚人役がよく似合う(^_^;


ラスト。


マダム・ラは何を思ったことでしょうね。


後悔?自責の念に駆られたのでしょうか?・・・う~ん、後悔はしていないような気がします。


でも、生涯、ジャンやニールを愛し、サン・ピエール島で祈りを捧げ続けるのでしょうね。


「聖母」という言葉が浮かんでくるような作品でした。


ちなみに、映画版は「サン・ピエールの生命(いのち)」という邦題でしたが、ビデオ版では「サン・ピエールの未亡人」と改名しています・・・なぜ?



★★★★★★★☆☆☆



Title:

LA VEUVE DE SAINT-PIERRE


Country:

France/Canada (2000)


Cast:

(Pauline (Madame La))JULIETTE BINOCHE

(Jean (The Captain))DANIEL AUTEUIL

(Ariel Neel Auguste)EMIR KUSTURICA

(The Governor)MICHEL DUCHAUSSOY


Director:

PATRICE LECONTE



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Comment

なるほど~

確かに「聖母」という言葉が合いますね。さすが、ひでさん^^
エミール・クストリッツァ監督のお顔、この作品で初めて知りました(笑)
というより、この方が監督さんだというのを知ったという方が正しいかもしれません(^-^;
コミカルさや官能というのは違いますけど、これもやっぱりルコントらしい作品だったように思います。


>じゅりさんへ

クストリッツァ監督のお顔はワイルドですよね。
今回の役にピッタリでした。

一途な愛のようなものは
ルコント監督らしかったですね。

コメントありがとうございました。


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