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グッバイ、レーニン!

Category : 徒然映画

グッバイ、レーニン!


Comment:

東西ドイツ統一の時代に翻弄された1組の家族の肖像。


社会主義、資本主義をシニカルに描きながらも、この作品の本質は「家族の絆」をテーマにした温かい作品でした。


1989年、東ドイツ。青年アレックスはテレビの修理工として働いていました。少年の頃の夢は宇宙飛行士になること。自由を夢見た彼はデモに参加しています。


家族は母クリスティアーネと姉アリアネの3人暮らし。父ローベルトは西ドイツへ行ったきり戻ってきませんでした。


母クリスティアーネは生粋の社会主義論者。街の少年たちに社会主義の素晴らしさを熱心に教えていましたが、デモに参加していたアレックスが逮捕される姿を目撃して倒れてしまいます。


意識不明となり、8ヶ月・・・。


クリスティアーネが目を覚まします。


ベルリンの壁が崩壊し、東と西の境界が無くなっていることなど何も知らないクリスティアーネ。


次に心臓に負担がかかると命に関わることを知ったアレックスは、とんでもない行動にでるのですが・・・。


基本、コメディなんですよね。そこが、今までのドイツの歴史を題材にした作品と大きく異なる点ですね。


登場人物たちが実に個性的。


アレックスの同僚デニスは映画オタク。彼の趣味であるビデオ編集がこの作品でかなりの効果を発揮します。でも、あれで本当にクリスティアーネは信じたのでしょうかね(^_^;


姉アリアネと同棲している西ドイツからきたライナー。彼の天然ぶりも笑いを誘います。


同じアパートに住むハンナやガンスケらもアレックスに協力する「いい人」たちです。彼らの場合は社会主義だった東ドイツを懐かしむ場でもあったのでしょうね。


自由を求めていたアレックスは時代と逆行していきます。


初めは母のためにしていたことなのですが・・・。


狭いところにいると飛び出したくなる気持ちが強くなりますが、いざ、隔たりのない自由な世界に置かれると飛び出す気持ちも弱まるのでしょうか・・・。


アレックスが想い描いたテレビの中の世界は、矛盾した隔たりのある自由のようでした。


恋人で看護師でもあるララは、クリスティアーネに真実を打ち明けるべきだとアレックスに詰め寄るのですが・・・。


ラスト。


クリスティアーネはすべてを知っていたのでしょうか。


実は、意識が無くともすべて判っていたから何も覚えていないことにしたかったのかなぁなんて思ってしまいました。


忘れたはずのローベルトの手紙のことを覚えているくらいでしたからね。


アレックスのベルリンの壁は、マンションの屋上で母を乗せたロケットが打ち上がったときに、ようやく崩壊したのでしょう。


その心の壁は、自分へのわだかまりとこれからの人生。そして、母との別れ。いろいろな想いが込められていたのでしょうね。



★★★★★★★☆☆



Title:

GOOD BYE LENIN!


Country:

Germany (2003)


Cast:

(Alexander 'Alex' Kerner)DANIEL BRÜHL

(Christiane Kerner)KATRIN SAß

(Lara)CHULPAN KHAMATOVA

(Ariane Kerner)MARIA SIMON

(Denis)FLORIAN LUKAS

(Rainer)ALEXANDER BEYER

(Robert Kerner)BURGHART KLAUßNER

(Klapprath)MICHAEL GWISDEK

(Frau Schäfer)CHRISTINE SCHORN

(Herr Ganske)JÜRGEN HOLTZ

(Herr Mehlert)JOCHEN STERN

(Sigmund Jähn)STEFAN WALZ


Director:

WOLFGANG BECKER


Awards:

Berlin International Film Festival 2003

(Blue Angel)WOLFGANG BECKER



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Comment

こんにちは!

母親は途中で全てに気が付いて、
息子の嘘を信じたように見えました。

東ドイツ映画にしては、軽妙なタッチでしたね。
そこに家族の絆が優しく描かれていました。

ひでさんのところのこの映画のポスター、ステキですね~★


大好きな作品です~^^

そそ、やっぱり基本はコメディですよね。
とっても温かいものを感じた作品でした^^
ダニエルくんは塗りつぶし完了しているので、次回作が早く観たいです~^^


この映画も

いいですね~。大好きです。
レーニン像が宙ぶらりんの映像が脳裏に焼きついています。
ダニエル・ブリュールが好きな俳優なのも、この作品と『サルバドールの朝』が決定打となりました。


すばらしいわ

はじめまして、こんばんは
この映画大好きです!音楽も良いですよね
お母さんのセリフ「素晴らしいわ」も息子達の優しい嘘を知った上での感嘆の言葉で、万感がこもってますよね。


>YANさんへ

コメントが遅くなり申し訳ござませんでした。

>母親は途中で全てに気が付いて、
>息子の嘘を信じたように見えました。
同感です。強くやさしい母親像でしたね。

社会の動きを描きながら実は家族をテーマにしていて、
しかもコミカルに描いている良作でした。


>じゅりさんへ

コメントが遅れてしまい申し訳ございませんでした。

ドイツ映画のコメディってめずらしいですよね。
ハートフルな家族ドラマでした。


>saryaさんへ

>レーニン像が宙ぶらりんの映像が脳裏に焼きついています。
あのシーンのことを書くのを忘れていました。印象深かったのに・・・(^_^;

私はあのシーンを観て、
テオ・アンゲロプロス監督作品を思い出してしまいました。


>lifeonmarsさんへ

はじめまして。コメントありがとうございます(^-^)

やっぱりお母さんは気付いていたのでしょうね。
息子の一生懸命な嘘と母親の優しい嘘。
ハートフルな家族ドラマでした。


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