スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イントゥ・ザ・ワイルド

Category : 徒然映画

イントゥ・ザ・ワイルド


Comment:

自由を求めた青年の末路を描くヒューマン・ドラマ。


ショーン・ペンが監督と脚本を務めた渾身の作品です。


1990年、ジョージア州アトランタ。エモリー大学を優秀な成績で卒業したクリスは、両親から将来の資金面は惜しみなく与えると言われます。


しかし、急に反論するクリス。


クリスは、すべてを物や金で解決する両親に嫌気が差していたのです。そして、その想いは社会への批判へと広がり、クリスは自由を求めるようになります。


クリスの想いを知る唯一の人物である妹カリーンはただ見守るだけでした。


約束された将来、全財産を投げ捨て、クリスは家族に何も言わず旅立つのですが・・・。


ここまでは、若者の一時の過ちなのかなぁと思っていたのですが・・・クリスの場合は違いました。


徹底した社会と家族との断絶・・・クリスは本気でした。


クリスは名前も変えてしまいます。


「アレグザンダー・スーパートランプ」と名乗り、旅先でさまざまな人と出会うことになります。


ヒッピーのジャンとレイニー。

農業を営むウェイン。

気ままな旅をしているマッズとソニア。

スラブズの少女トレイシー。

革職人の老人ロン。


彼らと出会うことでクリスは、人との繋がりや生きることの楽しさ、そして、家族とは何なのかを感じたはずなのに・・・。クリスをアラスカの雪山へと突き動かしたのはいったいなんだったのでしょうね。


さらにストーリーは、クリスの旅を追うロード・ムービーと交錯するかのように、アラスカでの生活も追っていきます。


「不思議なバス」での生活。


アラスカの山中に乗り捨てられたバス。中を覗くと誰かが生活していた形跡がありました。クリスはそのバスを寝床として極寒の冬を耐えしのぎます。


誰もいないただ1人だけの生活。


クリスはその世界に自由を感じていました。


しかし・・・。


クリスの行動の原因として、妹カリーンが語る両親との隠された確執がありました。


でも、正直あれだけの理由で、ここまでの行動を起こせるのかと疑問を感じてしまいます。旅先で出会った人たちから止められても頑なにアラスカを目指すというクリス。


特にヒッピーのジャンと革職人のロンの告白は震えが止まりませんでした。


告白を受けても留まらなかったクリスには、やはり両親への反抗が根強く心に刻まれていたのでしょうね。


そこが、他人と家族の差なのかもしれません。


もし、旅先でカリーンの言う穏やかになった両親と再会していれば、アラスカへは行かなかったのかもしれませんね。


クリスの心はピュアそのものでした。それ故、傷ついた心を癒すには時間が必要だったのでしょうね。


クリス役にはエミール・ハーシュ。体当たりの演技で観ている者を感動へと導きます。「不思議なバス」での後半の姿はその暮らしの過酷さを如実に物語っています。


また、登場するシーンが少ないクリスの両親役には、オスカー俳優のウィリアム・ハートとマーシャ・ゲイ・ハーデンを惜しげもなくキャスティングしています。


スローモーションが多用されていたように思うのですが、これはショーン・ペン監督の演出なのでしょうか。ちょっとクドいかなぁなんて思いましたが、自然の中での生活に時間など関係ないことを表現していたのかもしれませんね。


ラスト。


・・・何も言えません。まさか、こんな展開が待っていようとは・・・。


自由を求めたクリスの結論は自然の中で生きることでした。


しかし、クリスが目指した地は「自然」ではなく「野生」でした。


ロンがクリスに言います。


「許せるときがきたら愛せる。」

「そのとき君に光が射す。」


「アレグザンダー・スーパートランプ」から「クリストファー・ジョンソン・マッカンドレス」へ戻ったとき、クリスは両親をそして自分を許し愛することができたのでしょうね。


事実を基にした作品だということに、衝撃の大きさと心の震えが止まりませんでした。



★★★★★★★★☆☆



Title:

INTO THE WILD


Country:

USA (2007)


Cast:

(Chris McCandless)EMILE HIRSCH

(Billie McCandless)MARCIA GAY HARDEN

(Walt McCandless)WILLIAM HURT

(Carine McCandless / Additional Narrator)JENA MALONE

(Rainey)BRIAN H. DIERKER

(Jan Burres)CATHERINE KEENER

(Wayne Westerberg)VINCE VAUGHN

(Tracy Tatro)KRISTEN STEWART

(Ron Franz)HAL HOLBROOK

(Mads)THURE LINDHARDT

(Sonja)SIGNE EGHOLM OLSEN


Director:

SEAN PENN


Awards:

Golden Globes, USA 2008

(Golden Globe(Best Original Song - Motion Picture))EDDIE VEDDER



にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ ←ランキング参加中です。


スポンサーサイト

Comment

これ好きです

若さゆえの無謀とか大胆不敵とか随所に感じられるのですが、それらすべてひっくるめて、羨ましくもあり、キラリとして見えました。
歳とってあんなだったら、アホですか、あなたってところだけれど(笑)。
DVDも購入しちゃいました♪


>saryaさんへ

大胆不敵でしたよねぇ。
私には到底無理ですね(^_^;

ラストシーンで映し出されるクリス本人の写真。
あの屈託のない笑顔が印象に残りました。

コメントありがとうございました。


凄い作品でした。

ショーン・ペン監督作という事で、公開時から気になっていたのですけど、やっと観れました。
凄い作品でしたねぇ。魂揺さぶられる思いでした。
私もロンとの交流は一番印象に残ってます。
クリスをアラスカに送り出すシーンは涙止まらなくなりました。
ロードムービーとしても人間ドラマとしても傑作だと思います。
トラバさせてくださいね♪


>じゅりさんへ

ロンとの最後の会話に心が揺さぶられましたね。
あの時点で、人との繋がりが理解できたはずなのに・・・残念でした。
ラストのクリスに光が射すシーンが印象に残りました。

コメント&TBありがとうございました。


心が震えましたね

ひでさん、こんにちは!

若さゆえの彼の行動がとても純粋で眩しく見えました。
反抗心もあったけどポジティヴな印象を受けましたよ。

でも、大切な事に気付き、受け入れる事が出来たのは、
最後の最後だったのがものすごく残念です。
光に包まれるというショーン・ペンの演出で
救われた気持ちになりました。

>YANさんへ

> でも、大切な事に気付き、受け入れる事が出来たのは、
> 最後の最後だったのがものすごく残念です。
同感です。それまでにもいろんな人が彼を慕っていたのに・・・。

> 光に包まれるというショーン・ペンの演出で
> 救われた気持ちになりました。
あのシーンは震えました。
ショーン・ペンもイーストウッドのように後世は監督業なのかな?
非公開コメント

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「イントゥ・ザ・ワイルド」ショーン・ペン

イントゥ・ザ・ワイルド (エミール・ハーシュ主演) [DVD]このアイテムの詳細を見る 2007アメリカ 監督・脚本:ショーン・ペン 原作:ジョン・クラカワー 出演:エミール・ハーシュ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハート、ジェナ・マローン、キャサリン・キー

SeanPennの「Into the Wild」

2007年も、後、もう少しで終わろうとしているが、今年、映画館で観た映画で忘れられない、そして、忘れてはいけない映画に、Sean Pennの Into the Wild がある。この映画は、Sean Pennが10年ほど前に、その映画のモデルとなったC...

イントゥ・ザ・ワイルド

== イントゥ・ザ・ワイルド(2007) == [[attached(1,center)]] 【INTO THE WILD】 [[img(http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/bd/41/jully_ppppp/folder/1567172/img_1567172_34711145_22?1231438518)]] 1990年夏、ジョージア州の大学を優秀な成

イントゥー・ザ・ワイルド

【INTO THE WILD】 頭もよく将来を期待されていた一人の青年が、何もかもを捨てアラスカの地を目指して放浪の旅をする人間ドラマ。 実際の話をショーン・ペンが監督をしてるんですがいい映画だと思います。

イントゥ・ザ・ワイルド

このエミール・ハーシュはすごくいい!! 眩しいくらい主人公の純粋さひたむきさが全身から出ている! 監督ショーン・ペンの温かい目線を感...
プロフィール

Author:ひで
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
コメント・TBについて

コメント・トラックバックとも大歓迎ですが、異なるブログの場合は返信できないこともあるようです。予めご了承ください。
また、記事と無関係なコメント・トラックバックは削除させて頂きます。

カテゴリ
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。