スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

みんな元気

Category : 徒然映画

みんな元気


Comment:

帰郷しない子供たちのもとへ父親が転々と旅をするロード・ムービー。


ジュゼッペ・トルナトーレ監督が「ニュー・シネマ・パラダイス」の次に製作した「家族の絆」をテーマにした作品です。


シチリア島に住む初老の男マッテオ・スクーロは、妻アンジェラに今年の夏は子供たちのために5つもバンガローを借りたと自慢げに話し、子供たちの帰郷を心待ちにしていました。


しかし、今年の夏はなぜか誰も帰郷しません。


マッテオはシチリアから離れ各地で活躍している自慢の子供たちだから忙しいのだと、自ら子供たちに会いに行く旅へと出かけるのですが・・・。


まぁ、なんと陽気なおじいさんでしょう。旅をする前から子供たちの溺愛ぶりが窺い知れます。でも、あの牛乳ビンの底のような分厚い眼鏡が凄かったですね。眼鏡を普通に付けている状態が「ケント・デリカット状態」です(この意味わかるかなぁ?)(^_^;


また、マッテオの「質問をさせるクセ」が笑えます。何も質問してこない人に対しては「~と質問しろ。」と答えたいがためにわざわざ相手に質問を言わせます。言わされるほうとしては迷惑この上ないですね(^_^;


「我が道を行く」タイプのマッテオ。もちろん、今回の旅は突然決めたことなので、子供たちには連絡せずにいきなり旅立ちます。所謂、「アポなしの旅(この表現もどこか懐かしい・・・)」ですね。


まずは、ナポリ大学の事務員として働いている息子アルヴァーロに会うためナポリへ。しかし、家のブザーを押してもまったく応答がありません。仕方なくホテルで一泊したマッテオは、ローマにいる息子カニオのもとへ旅立ちます。


政治家として党の地区連盟の書記に選出されるかもしれないカニオとは、無事に(でもないか・・・)会うことができました。マッテオはカニオにアルヴァーロはどうしたと尋ねると、カニオは妻と顔を見合わせ、「旅行に当たって休暇中だ。」と伝えます・・・。


翌日、忙しそうなカニオを党本部まで見送り、マッテオは観光を楽しんでいると、少年にナイフを突き付けられ、金を脅し取られそうになります。しかし、なぜかマッテオが警察に捕まってしまうはめに・・・!?


警察に保護者としてやって来たのは、モデル兼女優の娘トスカでした。トスカが住んでいるフィレンツェの家に着くまで、マッテオに舞台での体験話を聞かせるトスカ。そして、独り暮らしにしては大きな家に住んでいることを知り娘の成功を喜ぶマッテオ。


翌朝、マッテオは目覚めると、トスカは既に外出し、目の前には赤ちゃんがテレビを観て喜んでいました。驚くマッテオでしたが、「友人の赤ちゃんを預かる約束だったので、仕事が終わるまで面倒を見てほしい。」とトスカが残したメモを読み安心します。


さらに、トスカが出演するファッションショーを観て満足したマッテオは、次に、ミラノにいる息子グリエルモに会いに行きます。


オーケストラの打楽器奏者として、近々、海外遠征に行くグリエルモも忙しそうでした。しかし、グリエルモの表情を見てマッテオは「何かを隠している」ことを見抜きます。グリエルモはすぐ顔に出るタイプでした。グリエルモは妻と外出してしまい、マッテオは息子のアントネッロと過ごします。


そして、最後の目的地トリノへ。電話会社の重役にまで昇進した娘ノルマと夫、ノルマの娘ミーロと再会し、共に夜を過ごすマッテオ。しかし、夜中に目が覚めると・・・。


アルヴァーロ。

カニオ。

トスカ。

グリエルモ。

ノルマ。


マッテオの子供たちは成功しているかに見えて、実は、父親に知られたくない「秘密」を抱えていました。マッテオも薄々気づいていましたが、終始、何も知らないふりをして明るく振舞います。


親の心子知らず。


想像力に富んだマッテオは子供たちを幼い頃の時代とダブらせます。子供たちがいくら偉くなっても大人になってもマッテオにとっては愛すべき子供のまま・・・何も変わらないのでしょうね。


かといって、子供たちも子供たちで「秘密」を父親に知ってほしくないから、幸せに暮らしているように見せかけ、安心させようとしているところに親を大切にする気持ちが伝わってきます。


子供の心親知らず(^_^;


マッテオは、道中で出会う同じ境遇の初老の女性から「子離れ」を諭されますが・・・。


マッテオ役のマルチェロ・マストロヤンニがいい味を出しています。


少年時代のアルヴァーロ役には「ニュー・シネマ・パラダイス」のサルヴァトーレ・カシオ。キーパーソンとなるアルヴァーロ少年ですが、そんなに多く登場はしていませんでした(^_^;


ジュゼッペ・トルナトーレ監督の演出としては、マッテオが電話をかけるときのシーンが面白かったですね。時が止まったかのように街全体が止まるシーン。あれは、編集で止めているわけでなく、実際に街の人々がじっとしているのでしょう。あのシーンは、マッテオが留守電に対し、


「冷蔵庫のような声に返事はできない。世の中の動きが止まるようだ。」


と言うセリフから、マッテオの想像力を投影した世界を表現していたのでしょうね。


ラスト。


シチリア島に戻ったマッテオはアンジェラに旅の報告をします。ラストの展開は読めてしまうものの、やはり子供が離れていく悲しさ、そして、郷愁を感じさせる切ないシーンでした。



★★★★★★★☆☆



Title:

STANNO TUTTI BENE


Country:

Italy/France (1990)


Cast:

(Matteo Scuro)MARCELLO MASTROIANNI

(Woman in train)MICHÈLE MORGAN

(Tosca)VALERIA CAVALLI

(Canio)MARINO CENNA

(Norma)NORMA MARTELLI

(Guglielmo)ROBERTO NOBILE

(Alvaro enfant)SALVATORE CASCIO

(Matteo's Mother)ANTONELLA ATTILI

(Antonello)FABIO IELLINI

(Angela Scuro)SUSANNA SCHEMMARI


Director:

GIUSEPPE TORNATORE



にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ ←ランキング参加中です。


スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

プロフィール

Author:ひで
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
コメント・TBについて

コメント・トラックバックとも大歓迎ですが、異なるブログの場合は返信できないこともあるようです。予めご了承ください。
また、記事と無関係なコメント・トラックバックは削除させて頂きます。

カテゴリ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。