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ぼくのバラ色の人生

Category : 徒然映画

ぼくのバラ色の人生


Comment:

女の子になりたい男の子とその家族の顛末を描いたヒューマン・ドラマ。


その年の各国の映画祭で絶賛され、ゴールデン・グローブ外国語映画賞も受賞した作品です。


メルヘンチックな作品なのかなぁと少し不安を感じながら観てみましたが、意外と奥が深い作品でした。


閑静な住宅地に引っ越してきた家族。夫ピエールと妻アンナは近所の人たちを招いてパーティを開きます。ピエールらを温かく迎える近所の人たち。ピエールが家族を紹介します。


長男トム、長女ゾエ、二男ジャン・・・そして、三男リュド。


しかし、皆リュドを観て口が開いたままに・・・なんと、リュドは女の子の格好で登場してきたのです。


冗談だとその場を取り繕うピエールとアンナ。しかし、リュドは至って真剣・・・。なぜなら、リュドは自分を女の子だと思っているからなのでした。


はたして、この町でピエールたちは生活できるのか・・・。


いやぁ、面白かったですねぇ。前半は、ピエール、アンナ、祖母のエリザベートらがリュドに翻弄されながらも、「今のうちだけ。難しい年頃。」と決めつけ優しく接しているのですが、次第にリュドの女の子願望がエスカレートしていくと、そう言ってもいられないようになります。


性同一性障害は、今でこそ日本でも認知され始めていますが、この作品は10年以上も前の作品ですからね。結構、衝撃的な作品だったのかもしれませんね。


でも、もし自分の子が性同一性障害だと判ったら・・・。


初めは誰でもピエールやアンナと同じ態度をとるだろうなぁと思ってしまいました。


7歳のリュドは無邪気そのもの。それ故、自分が女の子になりたいという思いをそのまま行動に移してしまいます。それが、いじめられる原因、そして、近所の人々から軽蔑されてしまうとも知らずに・・・。


近所の人々も実に個性的です。派手好きなティエリー&モニーク夫妻と娘ソフィ。ピエールの上司でもあるアルバート&リゼット夫婦と息子ジェローム。根はみんな陽気で優しい人たちなのですが・・・。リュドさえいなかったら、アンナのご近所付き合いやピエールの仕事も何も問題ありませんでした。


「リュドさえいなかったら・・・。」


これが、性同一性障害よりも大きなテーマになっていましたね。


どうして女の子として生まれてこなかったのかと苦悩するリュド。しかし、ピエールやアンナたちも親として苦悩していました。後半からの家族が崩壊される様子は悲しかったですね。


また、タイミングが悪い時に限ってリュドが問題を起こしていたからなぁ・・・アンナの変わりようが凄かったです。


アンナ役のミシェル・ラロックが気持ちの浮き沈みを見事に演じています。ピエール役のジャン=フィリップ・エコフェやファンキーな祖母エリザベート役のエレーヌ・ヴァンサンも好演していました。


そして、リュド役のジョルジュ・デュ・フレネ。当時11歳の彼が、「女の子になりたいと思っている7歳の男の子」という難しい役を見事に演じています。本当に女の子のようでしたね。


ラスト。


ストーリーだけ追っていくと重い作品なのですが、そこをリュドの「想像の世界」がコミカルかつメルヘンに補っています。リュドの理想の女の子は着せ替え人形の「パム」。彼女が実体となり、リュドをメルヘンの世界へと誘います。


まさか、この世界が伏線になっていようとは・・・脚本が素晴らしいですね。


ラストシーンへのストーリー展開も秀逸でした。「クリス」がキーポイントでしたね。


親にとって必要なものを教えてくれる作品です・・・私は親どころか独身ですけどね(^_^;



★★★★★★★★☆☆



Title:

MA VIE EN ROSE


Country:

France/Belgium/UK (1997)


Cast:

(Hanna Fabre)MICHÈLE LAROQUE

(Pierre Fabre)JEAN-PHILIPPE ÉCOFFEY

(Élisabeth)HÉLÈNE VINCENT

(Ludovic Fabre)GEORGES DU FRESNE

(Albert)DANIEL HANSSENS

(Lisette)LAURENCE BIBOT

(Thierry)JEAN-FRANÇOIS GALLOTTE

(Monique)CAROLINE BAEHR

(Jérôme)JULIEN RIVIÈRE

(Psychoanalyst)MARIE BUNEL

(Thom Fabre)GREGORY DIALLO

(Jean Fabre)ERIK CAZALS DE FABEL

(Zoé Fabre)CRISTINA BARGET

(Pam)DELPHINE CADET

(Sophie)MORGANE BRUNA

(Christine Delvigne)RAPHAELLE SANTINI

(Fabienne Delvigne)MARINE JOLIVET


Director:

ALAIN BERLINER


Awards:

Golden Globes, USA 1998

(Golden Globe(Best Foreign Language Film))



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Comment

無題

いい作品だとは聞いてましたけどまだ観てないんですよね。観たいなぁ・・・


わぁ~

これつい最近テレビ放映されたのを見ました。ぼくは女の子!ってリュドヴィックが無邪気に言えば言うほど、一家が周辺社会から疎外されていく様子・・さもありなん。新興住宅地の若くてお金もそこそこにある家庭って、意外と保守的なもんです。カラフルでポップな作風と難しいテーマが微妙にマッチしてましたね。ラストで救われました。


>DAZZさんへ

ストーリーがよく練ってある面白い作品でした。
機会があれば、ぜひ観てくださいね(^-^)


>sarahoctavianさんへ

奇遇ですね。
テレビで放送ということはドイツのテレビ局なのかな?
ドイツ語の字幕?吹き替え?
バイリンガルに憧れます。

ご近所さんが表向きは優しく接しているのに・・・。
む、むごい・・・。
でも実際にああいうことが起きているかも思うと怖いです(^_^;

ラストは良かったですね。救われました(^-^)


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