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月曜日に乾杯!

Category : 徒然映画

月曜日に乾杯!


Commnet:

フランスの田舎町から飛び出した男とその家族の日常を描いたコミカルな人間ドラマ。


その年のベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)と国際批評家連盟賞をダブルで受賞したグルジア出身の巨匠オタール・イオセリアーニ監督の作品です。


フランスの田舎町に住むある家族。早朝、けたたましく目覚まし時計が鳴り、起き出す夫ヴァンサンとその妻。会話一つすることもなく、早々にヴァンサンは出勤します。車を走らせ駅に着き、電車に揺られながら溶接工として働く工場へ・・・。


淡々と仕事をこなすヴァンサン。喫煙厳禁の工場内でしたが愛煙家であるヴァンサンは何食わぬ顔でスパスパと吸い放題。もちろん担当官からタバコを没収させられてしまいます。


そんな毎日を繰り返していた仕事始めの月曜日。その日のヴァンサンはタバコを吸いたいがために工場に入らず、近くの丘で寝そべりながらタバコを吸い物思いにふけります。


そして、家族に何も言わずにそのまま町から飛び出してしまうのですが・・・。


のん気なヴァンサン。

我が道を行くヴァンサン。


周りの人たちにとっては心配をかけさせて迷惑この上ないヴァンサンですが、なぜか憎めず、羨ましいとさえ思ってしまいます。


なぜなら、ヴァンサンには「創造する力」があったからです。ヴァンサンには絵を描く趣味があるのですが、本当は画家になりたかったんだろうなぁと旅を始めたヴァンサンの姿から見て取れます。


もちろん旅費は一銭もありません。しかし、老い先短い父ガブリエルのもとへ立ち寄った際、大金を受け取り、父の勧めで旅をすることを決意します。世界観を広げるために旅をしろだなんて・・・ロマンを感じますね。


またヴァンサンの才能は2人の息子ニコラとガストンにも受け継がれ、ガストンは幼いながらも自転車の修理をしたり、ニコラは教会の壁画を描く仕事を頼まれたりしています。


ヴァンサンの失踪!?後はヴァンサンの旅と息子たちの日常を交互に描いていきます。


レストランに立ち寄ったヴァンサンは、酔い潰れトイレに駆け込みます。そこにいたトイレ番の女性・・・もう一目見ただけで男だと判ってしまうのですが、なんとその男はヴァンサンの親友でした。


女装でもしないと仕事がもらえないと語る友人から、水彩セットも譲り受け、ヴェニスいる父の友人エンゾ・ディ・マルティーノ侯爵に会いに行くのですが・・・。


ヴェニスに着いてからのヴァンサンを観ていると、身体で表現こそしないものの旅を満喫していることが判ります。ヴェニス行きの電車で出会った男カルロと意気投合し、観光に付き合ってもらったり家に泊めてもらったり・・・。


でも、それ相応の旅の洗礼!?も受けてしまうのですが・・・いったい、いつになったら気づくのか(^_^;


ヴァンサン役のジャック・ビドウは本来プロデューサーで、この作品が銀幕デビューだそうです。オタール・イオセリアーニ監督はとかく俳優を起用せず、現地にいる人やスタッフを起用することが多々あり、万が一、役に合う人がいなくても自分が演じてしまうという変わったキャスティングをしています。


今回もヴァンサンが会いに行くエンゾ・ディ・マルティーノ侯爵を監督自身がコミカルに演じています。何が侯爵なんだか・・・(^_^;


また、常連でもある美術デザイナーのマニュ・ド・ショヴィニは女装したヴァンサンの友人。ナルダ・ブランシェはヴァンサンの母、ヤニック・カルパンティエは郵便配達人役と、監督のご近所さんやお知り合いの人を前作「素敵な歌と舟はゆく」から引き続き起用しています。


息子ニコラ役のダト・タリエラシュヴィリも前作から引き続き(しかも同じ役名で)起用しています。もちろん、声はマチュー・アマルリックによる吹き替えで・・・。吹き替えに見えないのが凄いですね。


ラスト。


ふらっと、突然、帰郷するヴァンサンですが・・・。


いったい何週間、何ヶ月間、旅をしていたのでしょうね。そんなヴァンサンに対して家族は・・・。


ヴァンサンは世界を旅して、やっぱりこの町が、そして、この家が、家族が一番安らげると思ったのことでしょうね。ヴァンサンの妻の行動が微笑ましかったです。


ヴェニスの美しい眺めと工場の退廃的な風景の対比、格差社会を少しだけ織り交ぜながら、派手な展開などまったく無いにも関わらず、この町ののんびりした雰囲気と何気ない日常に幸せを感じずにはいられませんでした。


人生、時にはリフレッシュが必要ってことですね。



★★★★★★★☆☆



Title:

LUNDI MATIN


Country:

France/Italy (2002)


Cast:

(Vincent)JACQUES BIDOU

(La femme de Vincent)ANNE KRAVZ-TARNAVSKY

(La mère de Vincent)NARDA BLANCHET

(Le père de Vincent)RADSLAV KINSKI

(Nicolas, l'aîné de Vincent)DATO TARIELACHVILI

(Voice)MATHIEU AMALRIC

(Gaston, le cadet de Vincent)ADRIEN PACHOD

(L'amie de Nicolas)ANNA LAMOUR-FLORI

(Le curé)JÉRÉMY ROCHIGNEUX

(Le pharmacien)YANNICK CARPENTIER

(Un cosaque)EMMANUEL DE CHAUVIGNY

(La jeune fille du train)STÉPHANIE BRAUNSCHWEIG

(Carlo, l'ami de Vincent)ARRIGO MOZZO

(Enzo di Martino)OTAR IOSSELIANI


Director:

OTAR IOSSELIANI


Awards:

Berlin International Film Festival 2002

(FIPRESCI Prize(Competition))OTAR IOSSELIANI

(Silver Berlin Bear(Best Director))OTAR IOSSELIANI



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Comment

こんにちは

昨日はいきなりのコメントにお返事をくださってありがとうございました^^

この映画も私好みっぽいです☆
生き生きハツラツでなく、ふつーの枯れかかったおじさんが主人公っていうのがおもしろそう。
あと、足元のワニ。
ヴァンサン帰郷後の奥さんの行動も気になります。

もっか旅中の私は、やっぱり一番な自分の町に帰ったら真っ先に観るべく、メモっておきます。


>cecileさんへ

コメントありがとうございます。

ペタを受け付けていないので、
いきなりコメント大歓迎です(^-^)

旅っていいですねぇ。

ふつーの枯れかかったおじさんが
活き活きとみえますよ(^-^)

ちなみに、足元のワニは
ヴァンサンではなく息子のニコラとガストンの
エピソードで登場します。

機会があったらぜひ観てくださいね(^-^)v


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