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ミスト

Category : 徒然映画

ミスト


Comment:

霧の中に蠢く未知なる物体に逃げ惑う人々を描いたパニック・ムービー。


「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」の監督および脚本家のフランク・ダラボンと原作者スティーヴン・キングが再びタッグを組んだこの作品は、やはりただのパニック・ムービーではありませんでした。


田舎町の湖畔に住むドレイトン一家。その日は、木がガラスを突き破るほどの大嵐でした。


翌日、夫デヴィッドは息子ビリーと隣に住む弁護士ノートンとで町まで出かけ、スーパーマーケットで買い物をしていると、突如、町を「霧」が覆い始めます。


そして、霧の中から悲鳴をあげて逃げてくる町民たち。「霧」の中には未知なる物体が・・・。


と、このまま未知なる物体と人間が対決するだけなら普通のパニック・ムービーでしたが、この作品は未知なる物体との対決よりも、スーパーマーケットに閉じ込められた人たちの心の変化に恐怖する作品でした。


始めは、霧から逃げてきた者の話など誰も信じません。しかし、何かがおかしいことは察知しているので身動きが取れない状態です。既にここから「もどかしさ」のようなイライラが起き始めていたのでしょうね。


しかし、裏の倉庫で店員のノームが未知なる物体に殺されたことで、事態が急変します。


デヴィッドをはじめとするノームの死と未知なる物体を目撃した者たちとそうでない者たちの間に溝が生まれます。否定派の中には弁護士のノートンがいたため、さらに周りの人たちは困惑します。


そして、ノートン派はついに霧の中へ行ってしまうのですが・・・。


そこで、そこにいるすべての者たちは未知なる物体を目撃し、自分たちが置かれた状況を知ることになります。


しかし、その中にノートンより厄介な人物がいました。狂信的に宗教を信じる女性カーモディでした。人を信じず、宗教のみを信じる彼女にとって、現在の状況は神から審判が下されていると信じ込んでいます。


そして、なぜか彼女の言うとおりに事態が悪化していき、次第に人々は彼女を信じるようになってしまいます。


ここですよねぇ。他のパニック・ムービーではあまりみられない、人の感情の移り変わりが大きなテーマになっています。


あの状況下で何を信じればいいのかなんて誰にも判りません。その中で自信を持って主張する者が現れ、その者の言うとおりに事態が起こっているのであれば、宗教を信じる信じないは別として頼ってしまうのかもしれませんね。


自信のある人に頼ってしまうのは人として当然のことですからね。デヴィッドたちが町民たちを助ける自信は残念ながら見られませんでしたからね。一町民なので当たり前なのですが・・・(^_^;


でも、カーモディの言ったことが起きなければ、居合わせた人たちはあそこまで狂信的にならなかったのではないでしょうか。


しかし、実際にはカーモディの言ったとおりの事態になり・・・人ってあそこまで狂信的になれるものなのでしょうか。常軌を逸していましたよね。


カーモディを信じない、デヴィッドとビリー、店員のオリー、教師のアマンダらはカーモディらに殺される前にスーパーマーケットから逃げ出そうしますが・・・。


ラスト。


救いがない。


ただその一言に尽きますね。


デヴィッドの判断。それは、もちろんみんなも同意してのことなのですが・・・う~ん、悲しいなぁ。結果が判っているから言えるのかもしれませんが、まだまだ諦めてほしくなかったですね。ガソリンが切れただけで、まだ襲っては来ていなかったわけですし、最後の最後までもがいてあがいて欲しかったなぁ。


一番初めにスーパーを飛び出した女性が搬送車からデヴィッドを見つめています。


皮肉ですよねぇ。


デヴィッドも結局、カーモディと同様に「恐怖」という見えない力に捕らわれてしまった1人なのかもしれませんね。その後、デヴィッドもカーモディのような狂信者になってしまいそうで、それが悲しいやら切ないやら・・・。


「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」のように、心が揺さぶられるものの、温かみは一切感じない人間の「負」の部分を浮き彫りにした作品でした。



★★★★★★★☆☆



Title:

THE MIST


Country:

USA (2007)


Cast:

(David Drayton)THOMAS JANE

(Mrs. Carmody)MARCIA GAY HARDEN

(Amanda Dumfries / Dunfrey)LAURIE HOLDEN

(Brent Norton)ANDRE BRAUGHER

(Ollie Weeks)TOBY JONES

(Jim)WILLIAM SADLER

(Dan Miller)JEFFREY DeMUNN

(Irene Reppler)FRANCES STERNHAGEN

(Billy Drayton)NATHAN GAMBLE

(Sally)ALEXA DAVALOS

(Norm)CHRIS OWEN

(Private Jessup)SAM WITWER

(Bud Brown)ROBERT C. TREVEILER

(Myron)DAVID JENSEN

(Steff Drayton)KELLY COLLINS LINTZ


Director:

FRANK DARABONT



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Comment

救いがない…

これは凄い作品でしたねぇ。
劇場鑑賞は逃してしまったのですけど、早速レンタルリストに入れて観ました。
人間の心理描写が細やかでしたね。
ラストのあのシーンで、傑作に押し上げられたような気がします。
過程で描かれた伏線が全て生きてましたね。


>じゅりさんへ

凄かったですねぇ。
特に集団になったときの人間の心理。

怖かったですねぇ。

デヴィッドは息子のビリーのためにも頑張って欲しかったかなぁ。
ビリーの言葉をそのまま鵜呑みにして実行するのもなぁ。

でも、ラストは衝撃的でした。


こんにちは!

ひでさん、これもご覧になったんですね!
悲しい結末に、残念という感情が前面に出たようですね。
私なんかは、主人公たちにすっかり感情移入して、
何の疑問も抱かず、「それしかないよね・・・」って思ってました。
その点、ひでさんは、まだ諦めてほしくなかったと。
私よりずっとサバイバルできそうな強い心を持ってますね~(^^ゞ
観た人の人間性が出る作品だと思いました。

ブログタイトル変更、ありがとうございました!

ボーンもTBしたんですが、やはり送れないようですね・・・
このミストもどうかな?トライしてみますが。


>YANさんへ

そうですねぇ。残念というか無念というか・・・。
やりきれないですよねぇ。

話はまったく違いますが「ヒトラーの贋札」を観ると
どんな状況でも「諦めるな!あがけ!」と思ってしまったり・・・。

まぁ、結果的になので、
あの状況だったら「それしかないよね」なのかもしれませんね。

ちなみに、私もサバイバルなんて、とてもとても・・・(^_^;

TB、来ていませんでした(T_T)
どうしてなのでしょうねぇ。
他のブロガーさんからのTBは受け付けているのですが・・・。
TBできなくても
YANさんはインデックスを作っていらっしゃるので、
必ずコメントさせて頂きます(^-^)v


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