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さすらい

Category : 徒然映画

さすらい


Comment:

映写技師の男と妻と別れた男の放浪の旅を描いたロード・ムービー。


ヴィム・ヴェンダース監督の「ロード・ムービー三部作」の三作目です。


ブルーノは映写技師として、各地の映画館を1台のトラックで転々とする日々を過ごしていました。そんなある日、川辺にトラックを停めて一夜を明かしたブルーノが目にしたのは、猛スピードで川に突っ込んだ車でした。


その車から脱出してきた男ローベルトは、ジェノバで妻と別れて自暴自棄になっていました。ローベルトの行動に興味を覚えたブルーノは、ローベルトを連れて旅立つのですが・・・。


「都会のアリス」では、男と少女の2人。

「まわり道」では、男となぜか一緒に付いていく者たち。


そして、「さすらい」では、男2人の旅を描いていました。女性が同行していなかったので、華がありませんでしたね(^_^;


ストーリーも他の2作品と比べると非常に難解です。


この作品は、11週間をかけて東ドイツ国境沿いを旅しながら同時録音で撮影したそうです。その即興演出で展開していくストーリー構成は、さながら「ヌーヴェルヴァーグ」の手法のようでした。


セリフも少なく、2人の男の沈黙、独特の間が、「さすらい」というタイトルに合っていました。


今だけを生きる男。


過去を話したくないローベルト。

過去の思い出すらないブルーノ。


彼らは、浮遊しているだけの雲のような存在だったのかもしれませんね。


しかし、そんな彼らにも人との接点がありました。


自殺した妻を嘆く男。2人は、彼から愛する者を失った悲しみを教えてもらいます。

ポルノ映画館で働く受付嬢。ブルーノは女性を愛することで孤独を感じてしまうことを知ります。


孤独と生きるブルーノとローベルト。同じ思想を描いていたから彼らは意気投合していたのでしょうね。


ブルーノ役には「ロード・ムービー三部作」において、すべて主役を演じたリュディガー・フォグラー。異なる役なのですが、同じように悩みながら旅を続ける様子はどの作品も同じであったように思います。特に、この作品では演じているという感じがしませんでしたね。自然体であるかのようでした。


ローベルト役にはハンス・ツィッシュラー。この作品がデビュー作だそうです。小さなモニュメントと同じように両腕を高く広げ叫ぶシーンが印象に残ります。


ラスト。


国境近くまで車を走らせ、ついに行き止まりになってしまいます。


そして、ローベルトは過去と向き合うようになります。


出版社を営む父との確執。妻への愛情。


そして、ブルーノは・・・。


人と触れ合うことで人は生きていけることを伝えているようでした。



★★★★★★☆☆☆



Title:

IM LAUF DER ZEIT


Country:

West Germany (1976)


Cast:

(Bruno Winter)RUDIGER VOGLER

(Robert Lander)HANNS ZISCHLER

(Pauline, cashier)LISA KREUZER

(Robert's Father)RUDOLF SCHUNDLER

(Man Who Lost His Wife)MARQUARD BOHM


Director:

WIM WENDERS


Awards:

Cannes Film Festival 1976

(FIPRESCI Prize(Competition))WIM WENDERS



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Comment

白黒の映像と

言葉少なにこれといった事件も起こらずに、ゆっくりと流れるストーリーが印象的でした。そうか・・・「同時録音で即興演出」だったんですね。「ベルリン天使・・」の次に見た作品だったのですが、野原でウンチのシーンに当時すごくビックリしたんです~私。ホントにしてるみたいに見えましたが~。あ、バカなコメントでゴメンナサイ!


あ~

あのウンチの黒さは目に焼き付きますよ。
モノクロの妙技ですね。

あ、いや、こんな話ばかりですみません

『さすらい』ワタシの心の1本です


>sarahoctavianさんへ

明らかに他の2作品とは
趣きの異なる作品でしたね。

でも、「ベルリン、天使の詩」の次に観ると、
違和感はないかもしれませんね。

あの、ウ○チのシーンにはビックリしてしまいました。
ある意味、白黒でヨカッタ・・・(^_^;


>manimaniさんへ

あらら。manimaniさんもウ○チシーンのコメですか(^_^;

やっぱり、印象に残ってしまうのですかね。

この作品は難解でしたね。
どう捉えればいいのか、悩んでしまいました。

個人的には三部作の中では
「都会のアリス」が一番良かったかなぁ。


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