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フィクサー

Category : 徒然映画

フィクサー


Comment:

法律事務所の「もみ消し屋」が大企業の薬害訴訟に巻き込まれていく社会派サスペンス。


薬害訴訟をメインにしながらも、人の心の弱さも鋭く描きながらストーリーが展開していく良作です。


「もみ消し屋=フィクサー」


NY最大の法律事務所で働くマイケル・クレイトンはどんなトラブルももみ消してしまう裏仕事専門の法律家でした。


彼と同じ「フィクサー」であった敏腕弁護士アーサーは、U・ノース社への薬害訴訟を担当し、会社側を有利に進ませ、400人以上が被害にあった原告団との和解にまで至りました。


しかし、原告人の女性アナとの証言録取の席で、突如、裸になり、アナに迫るアーサー。録取は中断。アーサーは警察に逮捕されてしまいます。


このアーサーの大失態を知らされた法律事務所の責任者マーティとバリーは、マイケルにもみ消しを命じるのですが・・・。


この作品の登場人物たちは、それぞれ心に負い目を感じていたのでしょうか。


マイケルは必ずしもフィクサーとしての仕事に満足しているわけではありませんでした。


いつ切られてもおかしくない仕事。そのため、彼は弟のティミーとともにレストランを経営しますが、ティミーの失策で経営破綻。多額の借金だけが残ってしまいます。さらに、ギャンブルも止められず借金を返す手立てもありません。


それらは、すべて自分の仕事に満足していなかったからなのでしょうね。これからの人生に不安を感じるのも無理はありませんでした。


アーサーもマイケルと似たような負い目を感じていました。しかし、アーサーがマイケルと異なる点は、元凶となっている仕事に対して立ち向かったことでした。


すべてが吹っ切れ、強い心を取り戻したアーサーに逃げ腰のマイケルが相手にかなうわけもありませんでした。アーサーはある重大な秘密を知り、会社側から原告側へと寝返ってしまいます。


しかし、アーサーと原告側に楔を打ち込む者が他にもいました。U・ノース社の法務本部長のカレンは、アーサーの動きを封じるために非情な行動に移るのですが・・・。


このカレンも心が弱く負い目を感じていましたね。テレビのインタビューに受け答えたり、重役たちにプレゼンしたりする姿は凛々しいものでしたが、その裏では自宅で何度も練習を重ねたり、脇にはびっしょりと汗をかいていたりと・・・自分の実力以上のことをしようとしていたのでしょうね。


そして、それがあらぬ方向へと向かってしまいました。


マイケル、アーサー、そして、カレンの心の弱さとそれに打ち勝つためのギリギリの精神力を


マイケル役のジョージ・クルーニー。

アーサー役のトム・ウィルキンソン。

カレン役のティルダ・スウィントン。


が熱演しています。特にマイケルとカレンの最後の駆け引きのシーンは見応えがありましたね。カレンの心の弱さが露呈し、マイケルがアーサーの意志を継いでいるかのようでした。


演出としては、序盤から終盤のシーンを描き、どうしてそうなったのかを4日前まで戻って描くストーリー展開だったので、初めのうちは理解するのに戸惑ってしまいました。


しかし、同じシーンがもう一度描かれたときには、サスペンスとしての驚きはなくなってしまったものの、強調されたことで、より印象深いシーンになっていましたね。


あの馬が良かった。


なぜマイケルは車を止めて、あの馬の前まで歩いて行ったのでしょうね・・・アーサーが導いたとか?


ラストの後、マイケルはどのように生きていくのでしょうね。あの法律事務所は辞めるのかなぁ。自分の弱い心をもみ消して、今度こそ表の舞台で戦って欲しいですね。



★★★★★★★☆☆☆



Title:

MICHAEL CLAYTON


Country:

USA (2007)


Cast:

(Michael Clayton)GEORGE CLOONEY

(Arthur Edens)TOM WILKINSON

(Karen Crowder)TILDA SWINTON

(Marty Bach)SYDNEY POLLACK

(Barry Grissom)MICHAEL O'KEEFE

(Henry Clayton)AUSTIN WILLIAMS

(Don Jefferies)KEN HOWARD

(Anna Kaiserson)MERRITT WEVER

(Mr. Verne)ROBERT PRESCOTT

(Det. Gene Clayton)SEAN CULLEN

(Timmy Clayton)DAVID LANSBURY


Director:

TONY GILROY


Awards:

Academy Awards, USA 2008

(Oscar(Best Performance by an Actress in a Supporting Role))TILDA SWINTON



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Comment

こんばんわ~

これはなかなか見応えありましたね~
キャストの演技合戦は見ものでした。
ジョジクル兄貴も、感情抑えた表情で巧く演じていたと思います~
そうそう、もう一度描いたことで印象深いシーンになりましたね。
おっと、記事書くの忘れてました(爆)


>じゅりさんへ

3人の演技合戦でしたね。
ティルダ・スウィントンも
セリフが少ないのに存在感がありましたよね。

ジョージ・クルーニーのことを
「ジョジクル兄貴」って言うのかぁ。
何だか可愛らしくなっちゃいますね(^-^)

じゅりさんのレビューも楽しみにしています。


ウマ

子供のあの本の挿絵に馬が出てくるんですよ~
死んだ彼が最後に読んでいた本も子供が勧めたその本、ということで、彼がふらふら馬に行ったのでした!


>onscreenさんへ

はじめまして。

ウマの件。ありがとうございます。
そんなところに伏線があったのですね。
ぜんぜん気にしていませんでしたぁ(T_T)

子供とのシーンはマイケルの弱さを
演出していただけだと思っていたので・・・。

今度観るときは、しっかり確認しておきます(^_^;

コメント&TBありがとうございました(^-^)


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DVD:フィクサー Michael Clayton クルーニーが好きかで評価が分かれそう。

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