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エリザベス:ゴールデン・エイジ

Category : 徒然映画

エリザベス:ゴールデン・エイジ


Comment:

英国の処女王エリザベスが全盛を極めた「黄金時代」を迎えるまでの物語。


「黄金時代」の話だと思っていたら、その前の話だったようですね。前作「エリザベス」から約10年を経ての続編ですが、ストーリー上は1554年から1585年。約30年後のストーリーとなっています。


30年も経てば世界情勢も変わり、この頃はスペインが世界最強と謳われています。ヨーロッパ全土を「聖戦」の渦に巻き込んだスペイン王フェリペ二世。彼は熱心なカトリック教徒でした。


その中で唯一スペインに逆らったのがプロテスタント教徒であるエリザベス女王が統治する英国でした。


しかし、英国内でも国民の半数がいまだカトリック教徒でした。


レストンをリーダーとした狂信的な教徒たちは幽閉されたスコットランドのメアリー女王を支持し謀反を企てようと画策します。30年前はあんなに強かったメアリー女王なのにね。


一方のエリザベス女王は、もう貫禄充分な立ち居振る舞いでしたね。相談役のウォルシンガムをはじめ、皆忠誠を誓っているようです。そういえば、ロバート卿はどうなったのでしょう・・・。


この作品は前作と異なり、閣僚ではなく侍女がキーパーソンの1人になっています。若くして侍従長となったベスはエリザベスのお気に入りでした。しかし、ベスには従兄がカトリック教徒であったため人知れず苦悩していました。


さらに、エリザベスとベスの前に現れた船乗りのウォルター・ローリーの存在がエリザベスとベスに見えない溝を刻んでいきます。


このエリザベス、ウォルター、ベスの三角関係とカトリック教徒の謀反、そしてスペインの侵攻が巧い具合に絡み合い、最後まで目が離せない展開となっています。


エリザベス役には前作同様ケイト・ブランシェット。気品と風格を兼ね備えたエリザベスは、もはや彼女しかありえません。前回は、女性から女王へ変貌を遂げていましたが、今回はその逆で女王の中に時折見せる女性さしさが印象に残ります。


ベス役にはアビー・コーニッシュ。ベテラン俳優たちの中でキーパーソンとなるベスを演じています。


ウォルター役にはクライヴ・オーウェン。前作にはいなかった野性的な男性を演じています。それにしても、女王と侍従を天秤に掛けるとは、度量が広いというか、肝っ玉が据わっているというか・・・(^_^;


また、ウォルシンガム役も前作同様ジェフリー・ラッシュが抑えた演技で締めています。ウォルシンガムも裏では酷いことを平気でするタイプでしたね。あの拷問は見ているだけで痛かった(T_T)


作品的にはメインイベントとなる無敵艦隊との戦闘がやけにアッサリし過ぎてしまったかなぁ・・・。エリザベスが白馬にまたがって兵士たちを奮い立たせるシーンまでは良かったですけどね。もう少し、戦術的な作戦や戦闘が観たかったですね。


でも、エリザベスの衣装や建物等は豪華絢爛でしたね。奥行きのある長い回廊、高い天井からエリザベスらを見下ろすカメラアングルなんてなかなか撮れるものではないと思います。


ラスト。


エリザベスが得ようとしても得られないもの。そのすべてを得たベス。それが「女王」と「侍従」の格の違い。そして、エリザベスはそれを得ようとしてしまいました。それが「女王の脆さ」。「女王」が「女性」へと変わった瞬間だったのでしょう。


心の脆さを経験した女王だからこそ、この後、栄華を極めた「黄金時代(ゴールデン・エイジ)」でさらに女王として輝くことができたのでしょうね。



★★★★★★★☆☆



Title:

ELIZABETH: THE GOLDEN AGE


Country:

UK/France/Germany (2007)


Cast:

(Queen Elizabeth I)CATE BLANCHETT

(Sir Francis Walsingham)GEOFFREY RUSH

(Sir Walter Raleigh)CLIVE OWEN

(Bess Throckmorton)ABBIE CORNISH

(Dr. John Dee)DAVID THRELFALL

(Robert Reston)RHYS IFANS

(Mary Stuart)SAMANTHA MORTON

(Francis Throckmorton)STEVEN ROBERTSON

(William Walsingham)ADAM GODLEY

(King Philip ll of Spain)JORDI MOLLA

(Spanish Minister)VIDAL SANCHO


Director:

SHEKHAR KAPUR


Awards:

Academy Awards, USA 2008

(Oscar(Best Achievement in Costume Design))ALEXANDRA BYRNE



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Comment

ケイトブランシェっトの

衣装が素晴らしかったですよね!色といい材質といいなんとも気品ある豪華さに目を見張りました~。彼女の容姿がさらに引き立ってた。少女のように恋に一喜一憂するケイトを見てたら、あ~エリザベスとローリーが結ばれてほしいと心から願ってしまったわ。(歴史上)そうなるわけないと分かっていながら・・。そうですね、無敵艦隊の件はなんとなく付け足しエピソードみたいね。一緒に見てた息子はその辺りの歴史に興味もってるので、ガッカリしてました。


>sarahoctavianさんへ

衣装が凄かったですね。
ドレスはもちろんのこと、
鎧姿もなかなか勇ましいものでしたね。

無敵艦隊の件は息子さんと同意見です(^_^;

上映時間が長くなってもいいから
もっと描いてほしかったですね。

衣装に予算を取られ過ぎてしまったのかなぁ?


こんにちは!

女性と女王との狭間で揺れるエリザベスを、
ケイト・ブランシェットが熱演してましたね。
本当にこの女優さんは、どんな役でも見事にこなしますよね~

侍女ベスは、ニコール・キッドマンに似ていましたよね?
ラストに関して私は、エリザベスは全ての葛藤を乗り越えて、
女王として一層神々しく君臨したなあと感じました。


>YANさんへ

ケイト・ブランシェットの貫録の演技でしたね。
ホント、素晴らしい女優さんだと思います。

ベスはどうだったかなぁ・・・。
ニコール・キッドマン・・・スイマセン。思い出せませんでした(^_^;

>エリザベスは全ての葛藤を乗り越えて、
>女王として一層神々しく君臨したなあと感じました。
同感です。
「女王であること」と「女性であること」の葛藤を見事に乗り越えていました。

コメントありがとうございました(^-^)


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映画評:エリザベス・ゴールデン・エイジ

1585年のヨーロッパは、二つの宗教が対立する時代だった。 カトリックを国教とするスペインと、 プロテスタントを国教とする英国。 スペイン王フェリペニ二世は、プロテスタントの女王を亡き者にし、娘を英国女王の座に就かせるために、謀略を練っていた。 カトリ
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