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4ヶ月、3週と2日

Category : 徒然映画

4ヶ月、3週と2日


Comment:

女子学生2人の誰にも知られたくない1日を描いた衝撃作。


カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した作品です。近年のパルム・ドールは衝撃的な作品が多いですね。


う~ん・・・痛いです。前情報なしで観たので、まさか、このような作品だとは思いませんでした(T_T)


この作品を観ていると、「ある子供」を思い出してしまいます。


あまりに身勝手であまりに幼すぎる若者・・・。


特に当事者であるにも関わらず、すべてをルームメイトのオティリアに任せてしまうガビツァには腹が立ちました。


しかも、親身に助けるオティリアに隠し事まで・・・赦せん!!!


しかし、なぜあんなことまでしてオティリアはガビツァを助けようとしたのでしょうか?


そこに、この作品の舞台背景があったのでしょうか。


1987年、ルーマニア。チャウシェスク独裁政権の下、施行された「人口大増進政策」。その内容の1つには、中絶を禁止することが含まれていました。その結果、人口が急増した反面、経済力を持たない国民が赤子を捨ててしまうという問題が多発してしまいました。


望まない妊娠をしてしまったガビツァが決断した行動の裏には、このような社会情勢もあり、オティリアだけでなくすべての女性たちは、妊娠に対して過敏になっていたのかもしれませんね。


でもなぁ・・・あの方法しかなかったのかなぁ。そして、弱みに付け込む産婦人科医の男ベベ。彼の言うことも最もなのですが、彼もまた罪人でしたね。


・・・なぜ、オティリアまで?


ルーマニアの社会に反する行動を取ろうとしているものの、オティリアまでガビツァの犠牲になるなんて・・・腑に落ちませんでした。ガビツァに対して弱みでも握られていたのかと勘ぐってしまいます。


そこで、私の妄想が広がり始めたのですが・・・(^_^;


もしかしたら、ガビツァの相手はオティリアの恋人アディだったのではということ。アディは良家に育ち、親族たちは皆高学歴。アディの不祥事が公に知られたら、オティリアの未来もありません。さらに、アディは避妊のことは何も考えていないようでしたしね・・・。


だから、ガビツァにアディの子供を産ませたくないために、自分の身を犠牲にしてまでガビツァを助けたのかも・・・。


アディの母の誕生パーティに出席したオティリアは何を思ったのでしょうね。


ガビツァのことが気が気ではなかったのか。

今まで自分がいたホテルの一室とは比べものにならないくらいに喜びが溢れているこの場所に身を委ね虚脱感を感じているのか。


あのシーンがあることで、あのホテルで起きたことの「異質」、「空虚」を感じてしまいます。


そして、パーティを途中で退席し、ガビツァのいるホテルへと向かうオティリア。そこには・・・。


4ヶ月、3週と2日。


これは、ガビツァが妊娠していた期間ではありません。


小さな命が生き抜いた期間です。


私が男性だからなのか、この作品を「女性映画」と賛美することに疑問を感じました。


ラスト。


ホテルの食堂で何事も無かったかのように肉料理を注文するガビツァと何も注文しないオティリア。


社会だけでなく人の意識にも問題があることを、そして、人の意識を変えなければ社会は何も変わらないことを教えているようでした。



★★★★★★☆☆☆



Title:

4 LUNI, 3 SAPTAMANI SI 2 ZILE


Country:

Romania (2007)


Cast:

(Otilia)ANAMARIA MARINCA

(Gabriela 'Gabita' Dragut)LAURA VASILIU

(Viarel aka Domnu' Bebe)VLAD IVANOV

(Adi Radu)ALEXANDRU POTOCEAN


Director:

CRISTIAN MUNGIU


Awards:

Cannes Film Festival 2007

(Cinema Prize of the French National Education System)CRISTIAN MUNGIU

(FIPRESCI Prize(Competition))CRISTIAN MUNGIU

(Golden Palm)CRISTIAN MUNGIU


Los Angeles Film Critics Association Awards 2007

(LAFCA Award(Best Foreign Language Film))

(LAFCA Award(Best Supporting Actor))VLAD IVANOV


National Society of Film Critics Awards, USA 2008

(NSFC Award(Best Foreign Language Film))



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Comment

重かった・・

ガビッツァには頭に来ますよね~!
我侭もいい加減にせい!って言いたくなりましたわ(^^ゞ

あんな調子だから望まぬ妊娠もしちゃったのかな・・とも思ったり、あの医者の横暴を見たり、オリティアの彼のあの無神経さなどなどを見るに、男のせいもあるんだろうなぁ、とも思ったり。

ラスト、あのレストランの窓越しにオリティアがこちらを向きましたよね。あのとき、あなたならどうする?って言われてるようでした。

ひでさんの妄想?(笑)なかなか楽しく読ませてもらいました。それもありかも~!って^^


>メルさんへ

あっ、やっぱり頭に来ましたか。
女性のかたでもやはりそう思いますよね。

>あんな調子だから望まぬ妊娠もしちゃったのかな・・とも思ったり
仰るとおりですね。でも男も反省せねば!!!

ラストシーンの件ですが・・・。
見逃してしまったぁ~。
ガビツァむかつき度がMAXだったので
オティリアを観ていませんでした(T_T)

私の妄想楽しんで頂けました?
ダメですね。ドラマばっかり見ていると、
こんな考えしか浮かんできません(^_^;

でも、オティリアのサポートは尋常ではありませんよね?


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「4ヶ月、3週と2日」

1987年。チャウシェスク独裁政権末期のルーマニア。大学生のオティリア(アナマリア・マリンカ)は、 望まない妊娠をした寮のルームメイト、ガビツァ(ローラ・ヴァシリウ)から、違法中絶の手助けを 頼まれる。手術当日、オティリアは恋人からお金を借りると、ガビツァが手
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