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ピアニストを撃て

Category : 徒然映画

ピアニストを撃て


Comment:

天才ピアニストの男が巻き込まれる愛と逃亡の物語。


ヌーヴェルヴァーグの旗手、フランソワ・トリュフォー監督の2作目の長編作品です。臆病で寡黙な男シャルリと魅力あふれる女性たちが花を添えます。


夜。ギャングに追われる男シコは、ある安酒場へと逃げ込みます。その酒場ではピアニストであるシャルリの演奏のもと、客たちが陽気に踊ります。


シコはシャルリの兄でした。


問題ばかり起こすシコにシャルリは愛想を尽かしていましたが、ギャングたちが酒場までやって来ると、逃げ道を教え助けてあげます。しかし、その一件で今度はシャルリがギャングに追われることになってしまうのですが・・・。


シャルリは4兄弟の三男で、長男リシャール、二男シコ、そして、四男フィドがいるのですが、まぁ、ビックリするほど似ていませんでしたね。しかも、シャルリとフィドの年齢差・・・あり過ぎです(^_^;


初めのうちは、フィドはシャルリの息子かと思っていました(^_^;


シャルリには他の兄弟にはないピアニストとしての天賦の才能を授かっていました。大ホールで大観衆が見守る中、単独コンサートを見事に成功させるほどの実力を持っていたシャルリでしたが、現在はなぜか安酒場のピアニスト。しかも、シャルリとは仮の名で本名はエドゥアール・・・。シャルリは世捨て人になっていました。


自分を表現するピアニストが臆病ではアーティストとして成功しませんよね。何にしても、やらないで後悔するより、やって後悔したほうがマシだと私は思いますけどねぇ・・・。シャルリの場合、こうした方がああした方が良いと考えるものの臆病風に吹かれて行動できなくなるだけでなく、その逆の行動に転じてしまうのが痛かったですね(^_^;


でも、そんなシャルリに母性本能がくすぐられるのか、シャルリの周りには美女が近寄ってきます・・・羨ましい限りです。やっぱり、ピアニストってモテてるのかなぁ。


まずは、安酒場の踊り子クラリス。悩ましげにシャルリを誘います。シャルリとのベッドシーンでは、トリュフォー監督だからなのか、ベッドシーンの女優に対する批判めいたセリフも・・・まぁ、たしかに映画では開けっぴろげにはしませんよね(^_^;


次に、酒場でシャルリと出会うレナ。彼女は美しいだけでなく、野心もあったのかなぁ。シャルリのことを愛していたとは思うのですが・・・。シャルリとレナの恋の駆け引きがこの作品の1つの見所ですね。手を繋ぐ繋がないだけで、あそこまで引っ張ることができるなんて・・・時代を感じます。でも「手を繋いで欲しかったのよ。」のセリフにグッときてしまいました(^_^;


そして、最後はシャルリと名乗る前に出会うテレザ。彼女は悲しい女性でした。エドゥアール(シャルリ)がピアニストとして成功すればするほど、そしてエドゥアールを愛すれば愛するほど、彼女は日々苦悩していたのでしょうね。


クラリス役のミシェール・メルシェが今を生きる。

レナ役のマリー・デュボワが未来を願う。

テレザ役のニコール・ベルジェが過去を憂う。


異なる女性の魅力を表現しています。


DVD特典にはフランソワ・トリュフォー監督の解説も収録されています。監督はギャング映画が大嫌いだということを強く語っていましたね。その理由が何となく判るような気がします。「アメリカン・ギャングスター」を観て、マフィアのボスはドラッグで多くの人を殺し、目障りな男も容赦なく殺す反面、家族だけは手厚く保護し、最後には刑事とともにまるでヒーローのような扱い・・・。あれに違和感を感じていたんですよねぇ。


その嫌いなギャングを敢えて登場させたこの作品なのですが・・・ぜんぜんギャングらしくありません(^_^;


彼らが語るのは、女性と愛についてだけです。トリュフォー監督は、ギャングを滑稽に描きたかったそうなのですが・・・。リシャールやシコのほうがギャングに見えてしまいました(^_^;


この作品はオリジナル脚本ではなく、デヴィッド・グーディスというアメリカの原作者がいます。アメリカの犯罪小説をフランス風に撮影したこの作品は無国籍作品となり、国や町などの舞台背景を架空の場所にしています。シャルリを演じたシャルル・アズナヴールもアルメニア人系であったりします。


ラスト。シャルリは臆病のまま安酒場のピアニストとして生きていくのでしょうか。二度の悲しみを味わってしまったシャルリを救う女性は・・・クラリスでは役不足かなぁ。


ラストシーンでのシャルリの虚ろな目とピアノが哀愁を帯びていました。



★★★★★★★☆☆



Title:

TIREZ SUR LE PIANISTE


Country:

France (1960)


Cast:

(Charlie Kohler/Edouard Saroyan)CHARLES AZNAVOUR

(Lena)MARIE DUBOIS

(Therese Saroyan)NICOLE BERGER

(Clarisse)MICHELE MERCIER

(Plyne)SERGE DAVRI

(Momo)CLAUDE MANSARD

(Fido Saroyan)RICHARD KANAYAN

(Chico Saroyan)ALBERT REMY

(Richard Saroyan)JEAN-JACQUES ASLANIAN

(Ernest)DANIEL BOULANGER

(Lars Schmeel)CLAUDE HEYMANN


Director:

FRANCOIS TRUFFAUT



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Comment

映画も原作も

大好きです。
映画はだいぶ前にみたのですが、もう一度見たくなりました。


>7kichiさんへ

面白い作品でした。

原作も読まれているのですね。
原作者のデヴィッド・グーディスという人は
素性を明かさない謎の人物だったと
DVD特典で言っていたのが気になりました。

トリュフォー監督作品は今後も観ていこうかと思います(^-^)v

コメントありがとうございました。


無題

ヒッチコック監督の影響を全面に出した映画だったように記憶してますが、あやふや感じなんで再度見てみたいと思います。

「ピアニストを撃て」のポスター欲しくて、フランスに仕入に行くと言う雑貨屋さんにお願いして、当時のポスターを買ってきてもらいました。
高くつきましたが、大事に額入れて飾っております。余談でした。


>yuuさんへ

トリュフォー監督の作品は
絵になるシーンが多いですよね。

yuuさんの部屋はオシャレなので
ポスターもマッチしているのでしょうね。

私の部屋にはとても飾れないです^^

コメントありがとうございました。


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