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題名のない子守唄

Category : 徒然映画

題名のない子守唄


Comment:

忌まわしい過去を持つ美しき女性の物語。


イタリアの巨匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が「イタリアのアカデミー賞」と呼ばれる「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」主要5部門を独占した話題作です。


ウクライナ出身の女性イレーナは、ある目的のため、とある街へ引っ越して来ました。


それは、アダケル一家に近づくため。


アダケル家のマンションの向かい側のマンションを借り、監視をする一方、アダケル家のマンションに新聞を配達する男から、マンションの掃除婦としての仕事を宛がってもらいます。


イレーナは周到にアダケル家に近づき、アダケル家の家政婦ジーナとも親しくなります。しかし、アダケル家に近づくには、ジーナが邪魔でした。イレーナはマンションの階段を降りるジーナの足を躓かせて・・・。


・・・イレーナはジーナの代わりにアダケル家の家政婦になりました。


アダケル一家は、夫ドナート、妻ヴァレリア、そして、2人の娘テアの3人家族。しかし、夫婦仲は冷めきり、2人の喧嘩をテアは泣きながら覗いていました。


イレーナは家政婦以上の愛情をテアに捧げますが・・・。


と、ここまでは「ゆりかごを揺らす手」のような作品なのかなぁと思う反面、コマ切れで描かれるイレーナの過去にそんな単純なストーリーではないことを予感させます。


「題名のない子守唄」という邦題と「ニュー・シネマ・パラダイス」、「海の上のピアニスト」のジュゼッペ・トルナトーレ監督作品ということで、ハートフルなヒューマン・ドラマだろうと思っていたら・・・良い意味で裏切られました。


原題「SCONOSCIUTA, LA」は「認めない」という意味かな?


これはイレーナの気持ちでしょうね。邦題は、イレーナの母性。原題は、イレーナのすがりつくような強い想いを表現しているかのようです。


イレーナは、なんて不器用な生き方をしたのでしょうね。たとえ裕福でなくても、ネッロとの幸せな生活を望めたはずなのに・・・。その不器用さが自分だけでなく、ネッロ、ジーナを陥れ、アダケル家にも不幸をもたらしたのでしょうね。


その不器用さをイレーナ本人が一番判っていたのでしょう。何も語りかけてこないジーナに真実を明かし、懺悔するのも不器用な生き方を物語っているようでした。


また、イレーナを陥れる「黒カビ」ことムッファが極悪でしたね。あの助産婦にも腹が立ちます。でも、ムッファのネックレスにあんな伏線を用意していたとは・・・。


イレーナ役のクセニア・ラパポルトの体当たりの演技は凄まじいものがありましたが、一番印象に残ったのは、やはりラストシーンでの微笑みでしょうか。


あの笑みは、子供の成長を喜ぶ母親の表情のようでした。あのラストシーンには鳥肌が立ちました。必見です。



★★★★★★★★☆☆



Title:

SCONOSCIUTA, LA


Country:

Italy/France (2006)


Cast:

(Irena)KSENIYA RAPPOPORT

(Muffa)MICHELE PLACIDO

(Valeria Adacher)CLAUDIA GERINI

(Avvocatessa di Irena)MARGHERITA BUY

(Donato Adacher)PIERFRANCESCO FAVINO

(Gina)PIERA DEGLI ESPOSTI

(Tea Adacher)CLARA DOSSENA

(Lucrezia)ANGELA MOLINA

(Magistrate)PINO CALABRESE

(Irena's lover)NICOLA DI PINTO


Director:

GIUSEPPE TORNATORE



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Comment

切ないストーリーでした

トルナトーレ監督作品であることと邦題のおかげで
もっと優しさに満ちた作品かと思ったけれど
衝撃的な内容でした

ただ、そんな中にも
人間が「愛」によって変わっていくことを見事に描いた作品でもありました

彼女は自分が得られなかったさまざまな愛を
少女に与えていくのでしょう・・・
そして、ラストシーンのあと、二人はどんな会話をするのかな・・と思いました


>Dさんへ

心が痛くなるような作品でしたね。

イレーナの若さ、闇、そして光。
彼女の心の変化を見事に描いていたと思います。

>ラストシーンのあと、二人はどんな会話をするのかな・・と思いました
そうですね。
意外と普通に母と子の他愛無い話でもしているのかもしれませんね。
2人は既に通じ合っているわけですしね(^-^)


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題名のない子守唄

題名のない子守唄 ¥3,591 イタリア 2006年 クセニア・ラパポルト、ミケーレ・プラチド、クラウディア・ジェリーニ、ピエラ・デッリ・エスポスティ、アレッサンドロ・ヘイベル、クララ・ドッセーナ、アンヘラ・モリーナ、マルゲリータ・ブイ、ピエルフランチェ
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