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聖なる酔っぱらいの伝説

Category : 徒然映画

聖なる酔っぱらいの伝説


Comment:

ホームレスの男に起きる奇跡を描いた作品。


パルム・ドールに輝いた3人の監督による共同長編「明日へのチケット」で初めて知ったエルマンノ・オルミ監督。この作品はヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した作品です。


「明日へのチケット」もそうでしたが、この作品も悲しくも心温まる作品でした。


パリ、セーヌ川の橋の下を寝床にしている男アンドレアス。炭鉱夫だった彼はとある事情で職を失い、パリにまでやって来ていました。ある日こと。初老の男がアンドレスを見ていたたまれなくなりお金に困っているのではと尋ねます。


アンドレスはそれでは20フラン頂けますかと不審に思いながらも答えます。そしたら初老の男は200フランも渡すではありませんか。驚いたアンドレスは言います。


「誇りと礼儀はある・・・住所がないだけだ。」


ますます気に入った初老の男は言います。


「それでは200フランをあげるのではなく貸すことにしましょう。」

「そして、もし返してくれるのなら、パティニョル教会にある聖テレーズの像に祈りを、そして、良心の呵責を感じたら、ミサの後、神父の手にお金を返しなさい。」

「これからあなたが借りを感じることがあれば、それは聖テレーズ・・・。」


だと言い残し去っていきます。


出だしからいきなり始まるストーリー。しかも、すでに核心に触れているのですが、それが判るのは後のことでした。


それでも、これから起きるであろうさまざまな奇跡を予感させてくれます。また、主人公のアンドレアスがカッコいい。


「誇りと礼儀はある・・・」


というセリフになぜかグッと来てしまいました。アンドレアスはホームレスですが、服装は至って普通ですし、身だしなみも気にします。その辺りにもプライドがあるのでしょうね。


そんなアンドレアス。実は大の酒好き。もちろん、はじめは手に入れたお金で食事をするのですが、必ずといっていいほどワインも注文します。コーヒーもラム酒入りを注文します。でもタイトルのような「酔っぱらい」にはなりません。けっこう酒豪なのかも(^_^;


しかし、お金を使っては200フランを返すことはできません。


そこは、誇りと礼儀のあるアンドレアス。仕事を見つけると思いきや・・・彼にはその手段がありませんでした。彼の秘密。なぜ、ホームレスにならなければならなかったのか。それは、アンドレアスの回想で明らかになります。


しかし、そこでまた奇跡が。今度はレストランで隣りの席に座っていた太った男から引越しの手伝いの仕事を頼まれます。手間賃は200フラン。これで、アンドレアスはお金を返すことができます。2日間の仕事をこなし教会へと向かうのですが・・・。


神様は何といういたずらをするのでしょう。まるで、アンドレアスの「誇りと礼儀」を試しているかのようです。


アンドレアスのお金を奪う者と与える者が次々と現れます。その人たちがアンドレアスとゆかりのある者たちばかり。


そして、アンドレアスの目の前に現れる謎の少女・・・。


アンドレアス役にはルトガー・ハウアー。SF大作「ブレードランナー」で悪役を演じたそうなのですが・・・スミマセン。SF映画はほとんど観ないんですよねぇ。食わず嫌いならぬ観ず嫌いな私にちょっと反省・・・(T_T)


でも、優しさとちょっとドジなところもあるアンドレアスを親しみ込めて演じているように見受けられます。でも、全裸でホテルの廊下を歩くのはいかがなものかと・・・酒は強いが、女に弱いアンドレアスなのでした(^_^;


ラスト。謎の少女が見守る中、それは突然訪れました。


アンドレアスが背負った悲しい過去。その罪に対し自らが与えた罰。その代償として数々の奇跡が起きたのかもしれませんね。今までの出会いは走馬灯のように駆け巡る思い出を映し出していたかのようです。


現実の世界を舞台にした大人による大人のためのファンタジー作品でした。



★★★★★★★★



Title:

LEGGENDA DEL SANTO BEVITORE, LA


Country:

Italy/France (1988)


Cast:

(Andreas Kartak)RUTGER HAUER

(Distinguished Gentleman)ANTHONY QUAYLE

(Gaby)SANDRINE DUMAS

(Woitech)DOMINIQUE PINON

(Karoline)SOPHIE SEGALEN

(Fur store seller)CECILE PAOLI

(Daniel Kanjak)JEAN-MAURICE CHANET

(Fat man)JOSEPH DE MEDINA

(Policeman)FRANCESCO ALDIGHIERI

(Inn woman)FRANCOISE PINKWASSER

(Fat man's wife)JOSEPHINE LECAILLE

(Tari-Bari owner)MARIA MAZZOCCO

(Therese)DALILA BELATRECHE


Director:

ERMANNO OLMI


Awards:

Venice Film Festival 1988

(Golden Lion)ERMANNO OLMI

(OCIC Award)ERMANNO OLMI



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Comment

こんにちわ

う~む、だいぶ以前から気になっていた作品ですが、
やっぱり面白そうですね! …でも例によってレンタルでは
見つからないんですよねぇ…(-。-;)

あ、それから「ブレード・ランナー」は確かに設定はSFですが、
描かれているテーマは非常に深いです。個人的には
大のお気に入りの一本ですよ♪


>馬面冠者さんへ

そもそもエルマンノ・オルミ監督の作品を
見つけることが難しいですよね(T_T)

私もやっと見つけた1本でした。

パルム・ドールを受賞した「木靴の樹」も
観たいのですが見つからず・・・(T_T)

「ブレードランナー」。
やはり観たほうが良さそうですね。探してみます(^-^)


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