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八日目

Category : 徒然映画

八日目


Comment:

ダウン症の男と愛する家族と別居状態の男の心の交流を描いたヒューマン・ドラマ。


カンヌ国際映画祭男優賞をダブル受賞したダニエル・オートゥイユとパスカル・デュケンヌの演技に一見の価値アリです。


施設で暮らしているダウン症のジョルジュ。同じダウン症のナタリーと恋人になりますが、ナタリーの両親が彼女を退院させてしまいます。ジョルジュも愛する母親の迎えを待ちわびますが、いつまで経っても迎えに来ません。とうとう、ジョルジュは施設を抜け出し、母親の元へ犬を連れて1人で旅立ちます。


一方、社員に営業の心得を演説する男アリー。会社の中では、ポジティブかつアクティブに行動していますが、帰宅すると別人のようにネガティブかつパッシブになってしまいます。アリーには愛する妻ジュリーと2人の娘アリスとジュリエットがいました。しかし、現在は別居状態・・・。アリーはジュリーの気持ちが理解できずに毎日悩み、そして、毎日明るく働きます・・・。


とうとう耐え切れなくなってしまったアリーは、会社を早退し、家族がいるジュリーの母親の家へと車を走らせます。しかし、いざ目の前まで来ると落ち着いたのか、会わずに帰ることに・・・。


その帰りの途中。人生に迷いが生じたアリーは目を閉じ、ハンドルからも手を離します・・・。


と、何かがぶつかった音が。慌てて車を止め外に出るアリーの目の前には1匹の犬が倒れていました。その犬を見つめるアリー。そして、アリーを見つめる1人の男・・・それがジョルジュでした。


と、ここまでが2人の出会いとなります。


立場がまったく異なる2人でしたが、「愛する人がそばにいない」という共通点がありました。そして、そばにいない理由が相手のせいではなく、自分のせいだと2人とも知ることになります。


アリーはジョルジュの母親探しに付き合うことになりますが、ジョルジュの行動に呆れ、怒り、見放そうとしてしまいます。しかし、やはりジョルジュのことが気になってしまうアリー・・・。


好みの女性を目の前にすると口説きまくるジョルジュでしたが、相手がジョルジュがダウン症であることを知ると後ずさりしてしまいます。さらに、妹ファビアンからもジョルジュがダウン症であったがために母親から愛されなかったことへの嫉妬とファビアンの夫アランからはジョルジュとは一緒に暮らせないと断れてしまいます。


でも、それは相手が悪いわけでもなくジョルジュが悪いわけでもありません。ジョルジュはあまりに無垢でした。ダウン症であったがためにジョルジュの心はズタズタにされてしまいます。


しかし、アリーの娘アリスの誕生日。ジョルジュは施設の仲間たちとともに、とんでもないことを・・・。


アリーとジョルジュの関係は素晴らしいものでした。「友情」そのものでした。アリーはジョルジュがダウン症であることなど関係ありませんでした。アリーはジョルジュに今までの自分の姿と照らし合わせていたのかもしれません。家庭を顧みず仕事一筋だったアリーの姿はジュリーにとって気持ちが通じて合っていない証しだと思っていたのではないでしょうか。


相手と気持ちを通じ合わすことができなかった2人だから芽生えた友情・・・。そして、それでも懸命に通じ合おうとするジョルジュの姿にアリーは感銘を受けたのではないでしょうか。


アリー役のダニエル・オートゥイユ。生きることに悩み、そして、次第に生きる喜びと家族の大切さに気付くアリーを見事に演じています。


ジョルジュ役のパスカル・デュケンヌも素晴らしい演技を披露しています。実際にダウン症である彼ですが、しっかり演技しています。それだけで感動してしまいます。


ラスト。ジョルジュがいなければアリーの人生は終わっていたかもしれません。そして、ジョルジュは・・・。


アリーとの暮らしというラストでも良かったのかなぁと思うのですが、きっと愛する人との暮らしをジョルジュは選んだのでしょうね。悲しいラストであるはずなのに、なぜか優しさが溢れ出しているようでした。



★★★★★★★★



Title:

HUITIEME JOUR, LE


Country:

Belgium/France/UK (1996)


Cast:

(Harry)DANIEL AUTEUIL

(Georges)PASCAL DUQUENNE

(Julie)MIOU-MIOU

(Le directeur de la banque)HENRI GARCIN

(Georges' Mother)ISABELLE SADOYAN

(Nathalie)MICHELE MAES

(Fabienne)FABIENNE LORIAUX

(Julie's mother)HELENE ROUSSEL

(Alice)ALICE VAN DORMAEL

(Juliette)JULIETTE VAN DORMAEL

(Fabienne's husband)DIDIER DE NECK

(Luis Mariano)LASZLO HARMATI


Director:

JACO VAN DORMAEL


Awards:

Cannes Film Festival 1996

(Best Actor)DANIEL AUTEUIL

(Best Actor)PASCAL DUQUENNE



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Comment

好きな映画です。

日本人なんかに多い印象があるのですが、障害がある方に対して聖人君子であるかのような対応をしがちですよね。

しかしこの映画は、1人の人間として描いていて、毒も吐くし嫌味も言うし、きちんと描かれているのに好印象でした。

多くの人に観て欲しいです。


>yuuさんへ

共通の悩みを持つ者同士であれば
誰とでも打ち解け合える。

健常者と身障者だけでなく、
大人と子供、世代や性別の違いなども関係無いのかもしれませんね。

ジョルジュ役のパスカル・デュケンヌの好演が光りましたね。

ホント、多くの人に観てもらいたいです。


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