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M★A★S★H マッシュ

Category : 徒然映画

M★A★S★H マッシュ


Comment:

朝鮮戦争の最前線に位置する移動米軍外科病院「マッシュ4077」で繰り広げられるブラック・コメディ。


ロバート・アルトマン監督の名を世界に轟かせた初期の作品。


多勢で多彩なキャスト。

主要キャストを無視するカメラワーク。

脚本を無視したアドリブの数々。


初期作品の頃からロバート・アルトマンならではの撮影手法は確立していたのですね。


マッシュ4077に着任命令が下った軍医ホークアイ・ピアス大尉とデューク・フォレスト大尉。2人は「けじめ」というものを嫌う自由人。生と死が混在するマッシュ4077でもその態度は変わらず、看護士ディッシュ中尉を口説いたり、同僚たちとフットボールで遊んだりとやりたい放題でした。


さらに、その後着任してきたホークアイ大尉の知人でもあるトラッパー・ジョン・マッキンタイア大尉も加わり、マッシュ4077に着任していた軍医たちも彼らに同調するようになります。


しかし、その行動を快く思わない同部屋のフランク・バーンズ少佐は、やはり規律を重んじる新婦長マーガレット・オフーラハン少佐と結託してハロルド将軍に告発状を差し出しますが・・・。


序盤はほとんど人物紹介です(^_^;


次から次へと人物が登場してきては、名前を連呼していくので、誰が誰なのか判らなくなってしまいます。この作品は名前を覚える必要なないですね。


ストーリーも戦争のシーンなど1つも登場しませんが、やはり病院だけあって、手術シーンは何度もあり、そこでは普段はだらしないホークアイたちも軍医として任務をきちんとこなしています。


でもメインはマッシュ4077で繰り広げられる人間模様です・・・といってもブラックテイスト満載のコメディですが(^_^;


ストーリーは中盤から終盤にかけて、完全に戦争映画らしからぬ形相を呈していきます。


立派な逸物を持つと噂される歯科医ウォルドスキー・ペインレス大尉が潜在的なホモをであると告白し、自殺を決意する事件が起きたり、緊急の辞令で日本の小倉へ議員の息子の手術を担当することになったトラッパー大尉とホークアイ大尉が日本で遊び呆けたり、仕舞いにはハロルド将軍も巻き込んで、フットボールの試合で賭博をしたり・・・。


戦争と平和。

敵と味方。

悪と正義。


戦争映画や反戦映画で掲げられるこれらのテーマは、この作品には一切ありません。あるのは、


自由。


バーンズ少佐と結託していた婦長オフーラハン少佐のあの変貌ぶりがこの作品のテーマを象徴しているかのようでした。


ホークアイ役にはドナルド・サザーランド。当たり前ですが若いです。ドナルド・サザーランドはロバート・アルトマン監督の撮影手法に不安を感じ、監督の降板を申し入れたほど不和が生じていたそうです。


さらに、脚本家リング・ラードナー・Jrも自分が書き上げた脚本とまったく異なっていることに激怒したそうです。撮影現場でセリフやストーリーを変えてしまうロバート・アルトマン監督・・・。私が脚本家だったら・・・やっぱり怒るかなぁ。


しかし、それらの批判は作品が公開されて一気に吹き飛びます。異例の大ヒットとなり、カンヌ国際映画祭パルム・ドールをはじめ、数々の賞を総ナメにしていきます。


そして、激怒していたリング・ラードナー・Jrもアカデミー賞脚色賞を受賞します。でも、自分の書き上げた通りではない作品で受賞してしまうというのも・・・複雑な気持ちだったのかもしれませんね。


ラスト。何の脈絡も無い話を次から次へと起こしてきたこの作品をどのように終わらせるのかと思っていたら・・・こんなオチを用意していましたか。ストーリーの切り替えで多用していたラジオ放送をあのように使うとは・・・。


まんまとひっかかってしまったと思わせるラストでした。



★★★★★★★☆☆☆



Title:

M*A*S*H


Country:

USA (1970)


Cast:

(Capt. Benjamin Franklin 'Hawkeye' Pierce)DONALD SUTHERLAND

(Capt. 'Trapper John' McIntyre)ELLIOTT GOULD

(Capt. Augustus 'Duke' Forrest)TOM SKERRITT

(Maj. Margaret 'Hot Lips' O'Houlihan)SALLY KELLERMAN

(Maj. 'Frank' Burns)ROBERT DUVALL

(Lt. Col. Henry Blake)ROGER BOWEN

(Father Mulcahy)RENE AUBERJONOIS

(SSgt. Wade Douglas Vollmer)DAVID ARKIN

(Lt. Maria 'Dish' Schneider)JO ANN PFLUG

(Cpl. Walter 'Radar' O'Reilly)GARY BURGHOFF

(Capt. Oliver Harmon 'Spearchucker' Jones)FRED WILLIAMSON

(Capt. Ezekiel 'Me Lai' Marston IV)MICHAEL MURPHY

(Lt. Leslie)INDUS ARTHUR

(Pvt. Seidman)KEN PRYMUS

(SSgt. Gorman)BOBBY TROUP

(Ho-Jon)KIM ATWOOD

(Cpl. Judson)TIMOTHY BROWN

(Capt. Walter 'Painless' Waldowski)JOHN SCHUCK

(Lt. Storch)DAWNE DAMON

(Capt. 'Ugly John' Black)CARL GOTTLIEB

(Capt. Bridget 'Knocko' McCarthy)TAMARA WILCOX-SMITH

(Brig. Gen. Charlie Hammond)G. WOOD

(Pvt. Lorenzo Boone)BUD CORT

(Capt. Murrhardt)DANNY GOLDMAN

(Capt. Dennis Patrick Bandini)COREY FISCHER


Director:

ROBERT ALTMAN


Awards:

Academy Awards, USA 1971

(Oscar(Best Writing, Screenplay Based on Material from Another Medium))RING LARDNER JR.


Cannes Film Festival 1970

(Golden Palm)ROBERT ALTMAN


Golden Globes, USA 1971

(Golden Globe(Best Motion Picture - Musical/Comedy))


National Society of Film Critics Awards, USA 1971

(NSFC Award(Best Film))



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Comment

こんにちは。

ハカセと申します。
ブログ、時々拝見させてください。
どうぞ、よろしくお願いします。


>ハカセさんへ

ありがとうございます。

でもハカセさん。

以前に似たようなコメントを
頂いているような気が・・・(^_^;


ほぉ~

そんな不和がサザーランドとアルトマン監督の
間にあったんですね~!知りませんでした。
唯一シリアスだったのが手術のシーンでしたが、
それ以外、ほんと戦争映画からぬ形相でしたよね~。
あのくらいある意味”おかしい”状態じゃないと、戦争は乗り切れないのかもしれない、と思ったりもしました。
あなりブラックでしたが、たくさん笑わせてもらったし、妙にツボにはまった作品でした♪


>メルさんへ

不和の件は、すぐに誤解が解けたようですけどね。

スタンリー・キューブリック監督の「博士の異常な愛情」も戦争映画を皮肉っていましたが、
この作品も負けず劣らず皮肉タップリでした。

戦争によって人は"おかしい"状態になってしまうのかもしれませんね。

"おかしい"の意味は
面白い意味での「可笑しい」と
変である「奇怪しい」があるので、
それをかけているのもしれませんね。


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