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インランド・エンパイア

Category : 徒然映画


インランド・エンパイア


Comment:

呪われた作品に迷い込んだ女優の顛末を描いたミステリー。


お手上げです(^_^;


難解だと思っていた「マルホランド・ドライブ」が判りやすい作品のように思えてきます。


ハリウッド女優ニッキーは、映画「暗い明日の空の上で」の主演を見事射止めますが、実はこの作品はオリジナルではなく、元の作品は未完成のままであると聞かされます。


それは主演の2人が撮影中に殺されてしまったからだというのです。


その話を聞かされても撮影に臨むニッキーと共演者デヴォン。2人は役柄と同じようにプライベートでも愛し合うようになります。しかし、その結果、ニッキーは「映画の世界の自分」と「現実の世界の自分」の区別が付かなくなり混乱していきます。


現実のニッキーの世界。

映画「暗い明日の空の上で」でのスーザンの世界。


さらに、元の作品「4-7」でのポーランドの主演女優の世界。

ポーランドにいる「ロスト・ガール」の世界。


そして、ウサギ人間の世界。


この5つの世界が複雑に絡み合い、観ている私もどのシーンが現実の世界でどのシーンが映画の世界なのかが判らなくなってしまいました。


でも、その難解さがストレスにならずに、さらに映画にのめり込んでしまう自分もいました。


そこが、デヴィッド・リンチ監督だからこそできる「業」なのかもしれません。


「マルホランド・ドライブ」と同様、論理的に考えるのではなく、観たもの聞いたものをそのまま受け入れ体感する作品です。


ニッキー役にはローラ・ダーン。独特の味がある女優ですね。豪華な屋敷に住むハリウッド女優ニッキー。妊娠し、食費を削ってまで出産費を貯めようとするスーザン。どちらの役も見事に演じています。ローラ・ダーンは「ブルー・ベルベット」や「ワイルド・アット・ハート」など他のデヴィッド・リンチ監督作品にも多く出演している1人ですね。


他にも、


訪問者役のグレイス・ザブリスキー(「ツイン・ピークス」)。

助監督フレディー役のハリー・ディーン・スタントン(「ワイルド・アット・ハート」他)。

共演者デヴォン役のジャスティン・セロー(「マルホランド・ドライブ」)。

ウサギ人間の声役のスコット・コフィ、ローラ・ハリング、ナオミ・ワッツ(「マルホランド・ドライブ」)。


など、主要キャストのほとんどはデヴィッド・リンチ監督と気心の知れた役者ばかり。そのせいもあり、ポーランド側の「ロスト・ガール」を演じたカロリーナ・グルシュカが新鮮に写りました。


あと、チョイ役でウィリアム・H・メイシー。ナスターシャ・キンスキーも出演しています。


裕木奈江も出演していましたね。「日本人が英語を喋っているなぁ感」100%の演技でした(^_^;


ニッキーは現実の世界に戻れたのか?

だとしたら、映画館のシーンの意図は?

「ロスト・ガール」の目の前に現れたのはニッキー・・・それともスーザン?

「ロスト・ガール」が向かった先にいる映画の中の「ファントム」と見知らぬ子供・・・。

子供は「ロスト・ガール」の子?それともスーザンの子(クレジットではスミシーの子)?

だとしたら、スーザンは現実の世界にいる?そもそも「ファントム」が現実にいるのか?


観終わっても謎だらけです(T_T)


もしかしたら、現実だと思っていたニッキーの世界と「ロスト・ガール」の世界ですら映画の世界で、「インランド・エンパイア」そのものが呪われた作品なのかもしれませんね。


そうすると、「インランド・エンパイア」を観ている私たちが「ロスト・ガール」になってしまいますね・・・。

映画にのめり込まずに、現実をしっかりと生きなければ・・・(^_^;



★★★★★★★★



Title:

INLAND EMPIRE


Country:

USA/Poland/France (2006)


Cast:

(Nikki Grace/Susan Blue)LAURA DERN

(Kingsley Stewart)JEREMY IRONS

(Devon Berk/Billy Side)JUSTIN THEROUX

(Lost Girl)KAROLINA GRUSZKA

(Freddie Howard)HARRY DEAN STANTON

(Phantom)KRZYSZTOF MAJCHRZAK

(The Lady)NASTASSJA KINSKI

(Jane Rabbit)LAURA HARRING

(Jack Rabbit (voice))SCOTT COFFEY

(Suzie Rabbit (voice))NAOMI WATTS


Director:

DAVID LYNCH


Awards:

National Society of Film Critics Awards 2007, USA

(Special Award Best Experimental film)


Venice Film Festival 2006

(Future Film Festival Digital Award)DAVID LYNCH



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Comment

こんにちは

ワタシ大好きな映画なのでTBさせていただきました~
いや何度観てもわかった気がしないのはワタシの頭悪いせいかしら??と心配になってしまう映画ですよね。

「ナタキンがリンチの元恋人~」というのは、日本のプレスが間違って流してしまった情報のようですよ。パンフに訂正文が入っていました。リンチがらみでセレブな女性はイザベラ・ロッセリーニだけですね(笑)

では失礼します。


>manimaniさんへ

>いや何度観てもわかった気がしないのは
>ワタシの頭悪いせいかしら??
>と心配になってしまう映画ですよね。
仰るとおりですね。
でもそれは監督の発想力、想像力、
それらを映像や音にする芸術的センスが
ずば抜けているのでしょうね。

ナスターシャ・キンスキーの件は
公式サイトに掲載されていたので、
鵜呑みにしてしまいました(^_^;
早速、訂正させていただきました。
教えて頂いてありがとうございます。


体感ムービー♪

同じくお手上げです(笑)
リンチ監督作にはもう、解明という事は必要ないような気もします(笑)
でも、好きですよ^^
この作品は、体感しすぎて、腰抜けそうになりました∵ゞ(≧ε≦o)ぷっ


>じゅりさんへ

リンチ監督作品は
どの作品も「体感する」作品ですよねぇ。

この作品もリンチ・ワールド炸裂でしたね。

そろそろ、もう一度観てみようかなぁ(^-^)


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「インランド・エンパイア」デヴィッド・リンチ(二度目)

「インランド・エンパイア」二度目、行って来ました。 これはですね、二度目の方が初回よりずっと楽しめました。 謎がわかる、とか、筋が見える、という楽しみとはまったく別物です。 浸りこめるものに一層浸りこんでいく、そういう楽しみです。 リピータープレゼントでポス

【映画】インランド・エンパイア…モニター調整は是非実行をオススメ(DVD鑑賞限定)

今週は記憶が週頭の記憶が残らない{/hiyob_hat/}ぐらい働きました{/face_hekomu/}{/down/} 今週の頭に何か映画観た記憶があるんだけど…なんだっけかなぁ{/eq_1/}(※借りてきてるレンタルビデオ確認したら「バタフライ・エフェクト2」でした{/face_ase2/}…鑑賞のご報告は後
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