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眺めのいい部屋

Category : 徒然映画

眺めのいい部屋


監督:ジェームズ・アイヴォリー

キャスト:

ヘレナ・ボナム=カーター、ジュリアン・サンズ、ダニエル・デイ=ルイス、マギー・スミス

デンホルム・エリオット、サイモン・キャロウ、ルパート・グレイヴス、ローズマリー・リーチ、ジュディ・デンチ

製作:1986年、イギリス


20世紀初頭。旅行でイタリアのフィレンツェへ訪れたイギリス良家の令嬢ルーシーと付き人シャーロット。しかし、予約したホテル「ペンション・ベルトリーニ」の部屋の眺めは悪く、気分を害していた。食堂で他の宿泊客と合流。同じテーブルに居合わせたのは、女流作家のエレナ。イギリスでの隣家の牧師ビーブ。そして、エマソン父子。


ルーシーとシャーロットが部屋の眺めが悪いことを知ったエマソン父子は部屋を交換することを提案した。息子のジョージは自由奔放な青年。今まで会ったことがない人柄にルーシーは惹かれ始めていく。それはジョージも同じであった。


しかし、ルーシーにはイギリスに婚約者セシルがいたのだ・・・。


Comment:

封建的な社会が残るイギリスを舞台にしたラブ・ロマンス。


まず印象に残るのが女性陣の衣装ですね。格調高いデザイン。地面を引き摺るロングドレス。あれでは1日で着れなくなってしまうのでは?と思ってしまいました。着ている女性もコルセットを付けているのでしょうか。ウエストがキュッとしまっていましたね。


また、建物やアンティークなどの細部、映画音楽のオペラなども当時の時代のイメージを沸き立たせています。


ルーシーは良家の令嬢でしたが、その性格はお転婆で庶民の少女のようでした。格式を重んじていた父親が他界し、格式にはこだわらない母親と弟と暮らしていた影響もあるのでしょうね。


そんなルーシーだから、自由奔放なジョージに心が惹かれたのでしょう。


そして、ルーシーの気持ちをいち早く見抜く付き人シャーロット。建て前は規律を重んじる女性。傍にいると窮屈に感じてしまう女性ですね。しかし、シャーロットほど下世話な話を好む女性はいませんでしたね。ルーシーを助ける良い人だと思ったら、ちょっとしたトラブルメーカーでした。


シャーロット役にはマギー・スミス。ピッタリなキャスティングですね。シャーロットの友人になる女流作家のエレナ役にはジュティ・デンチ。2人のツーショットのバランスが良いですね。噂好きの世俗的な人間を好演しています。


イギリスに戻ったルーシーは、婚約者セシルと正式に婚約発表を行います。


セシルは封建的な思想のイメージそのものの人間でした。活動的ではなくいつも本を読み、自分の感性に合わないものを極端に嫌う潔癖な人間でした。


セシルと全く正反対なジョージに惹かれるルーシーの気持ちもわからないでもないですね。


ジョージの気持ちを隠しながら、結婚に踏み切るルーシー。現代なら気持ちが変われば婚約解消などすぐにできるのかもしれませんが、当時はまだそんなことは許されるはずもなく、仮に解消しても家を汚すことになってしまいます。


なんとかセシルを愛そうとするルーシーでしたが、なんとイギリスにエマソン父子がやって来てしまったのです。しかも、呼んだのは何も知らないセシル・・・。


セシルは決して悪い人間ではないのですけどね。相手の心を知ろうとはしない人間だったのかもしれませんね。セシル役にはダニエル・デイ=ルイス。「マイ・レフトフット」しか観ていなかった私にとっては、この作品の彼の姿がある意味、衝撃的でした。


はたしてルーシーとジョージの恋の行方は・・・。


周りを演技派に囲まれて、ルーシー役のヘレナ・ボナム=カーターとジョージ役のジュリアン・サンズが伸び伸びと演じていたように思います。


「ペンション・ベルトリーニ」の眺めのいい部屋から観るルーシーとジョージ。その眺めは、フィレンツェの町並みと何にも縛られない自由な2人の世界なのかもしれませんね。



第59回アカデミー賞 脚色賞、美術(監督)賞、美術(装置)賞、衣裳デザイン賞

第44回ゴールデン・グローブ 助演女優賞(マギー・スミス)

第52回NY批評家協会賞 助演男優賞(ダニエル・デイ=ルイス)、撮影賞



★★★★★★★☆☆☆



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Comment

好きな作品のひとつです

この時代
背景や妙にガチガチの規律や
そんな中で、わずかな自由に幸せを感じる

今観ると、すごいキャストだなぁ~と思います
どの配役もピッタリ合っていました♪
今月15日にBSで放送するので楽しみです!


>Dさんへ

自由を手にすることが
あんなに難しい時代もあったのですね。

クセのある役に演技派の俳優が自然と演じる。
キャスティングが良かったですね。


20年以上ぶりに見て

昔ビデオ持ってました。しつこく見てました。プッチーニのアリアをバックに芥子畑のシーンが涙が出るほど好きでした。
どうしてもまた見たくてちょっと前にレンタル。嵐のように激しいジョージの愛情よりも、愛を上手く表現できない不器用なセシルに心を動かされました。マギースミスのこれまたまどろっこしいお節介な従姉も味があるなぁなんて思ったりして。年齢重ねて観点も大分変ったのを知って自分でもびっくり・・・。


>sarahoctavianさんへ

女性の方の支持が多そうな作品でしたね。

セシルも決して悪い人ではないんですよねぇ。
ただ不器用というか運がないというか・・・(^_^;

歳を重ねて再度観る映画の印象の違い。
映画を見る上での1つの醍醐味ですよね(^-^)


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