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灯台守の恋

Category : 徒然映画

灯台守の恋


監督:フィリップ・リオレ

キャスト:

サンドリーヌ・ボネール、フィリップ・トレトン、グレゴリ・デランジェール

エミリー・ドゥケンヌ、マルティーヌ・サルセイ、アンヌ・コンシニ、ナタリー・ブサンソン

製作:2004年、フランス


パリで生活しているカミーユは、生家を売却するため故郷ウエッサン島へとやって来た。叔母のジャンヌとの再会を喜ぶ中、顧客との契約は順調に進む。その日は、生家での最後の夜を楽しむことにしたカミーユとジャンヌだが、山積みにされた郵便物の中から、1冊の本が届けられていたことに気付く。


本のタイトルは「わが世界の果て」。著者はアントワーヌ・カサンティ。


その名を聞き、ジャンヌは動揺する・・・。


1960年代。まだ灯台が自動化されておらず、灯台に住み込む灯台守がいた時代。カミーユがまだ生まれていない頃、父イヴォンも灯台守の1人だった。義理の父が亡くなり、ジャンヌら親族と友人とで葬儀を終え寛いでいたとき、1人の見知らぬ男性がイヴォンの家を訪ねてきた。名はアントワーヌ。灯台守見習いとして新たに派遣された青年だった。アントワーヌはアルジェリア戦争帰還兵で、左手を負傷していた。


イヴォンを含めた村人たちは、イギリスから渡ってきたケルト人の子孫であったため結束が固く、さらに、左手を負傷している男を過酷な灯台守の仲間として受け入れることができなかった・・・。


そんな中、1人の女性がアントワーヌを気遣う。その女性の名はマベ。アントワーヌとマベはお互いに惹かれ合っていくが、マベには夫がいた。夫はアントワーヌの灯台守のパートナーでもあるイヴォンだった・・・。


Comment:

島に縛られた女性と島へやって来た男性の大人のラブストーリー。


はにかんだ笑顔が魅力的な男性アントワーヌ。しかし、どこか影のある一面もみせていました。なぜ、彼が「世界の果て」といわれるウエッサン島へやって来たのか。物語の終盤でそのすべてが明らかになりますが、彼のやさしさと正義感、そして、悲しみが伝わってくるようでした。


そんなアントワーヌを愛してしまったマベ。島の住人とは異なる雰囲気を出すアントワーヌをみて、若い頃の島から出たかった気持ちとともに、淡い恋心が芽生え始めたのでしょう。しかし、マベには惜しみない愛を捧げてくれる夫イヴォンがいました。そして、アントワーヌも唯一の理解者となってくれたイヴォンの妻を愛してしまったため、2人には見えない楔が打ち込まれてしまいました。


それでも、隋所に見られる2人の見つめ合う視線に、声には出さない語らいがあったかのようでした。


そして、イヴォンが灯台にいた夜。村では盛大な祭りが執り行われている中、2人は・・・。


村のために上げたイヴォンの打ち上げ花火が悲しくみえてしまいました。


所謂、不倫がテーマのドラマだったのですが、ドロドロした感じは一切無く、淡い恋愛映画を観ているかのようでした。アントワーヌとマベの2人はお互いが結ばれることは決してないことを十分理解していたと思いますし、また、マベはイヴォンと別れるつもりもなかったと思います。


マベは何もない島での生活から若い頃の青春を取り戻し、アントワーヌは心の癒しを求めていたのかもしれません。


そして、すべてを受け入れたであろうイヴォンも寛大な男でした。2年もの歳月をかけてマベを射止めたイヴォン。心からマベを愛していたのに、子宝に恵まれず、それが自分に原因があると知り、後ろめたい気持ちもあったのかもしれません。アントワーヌとマベの関係に疑問を抱くイヴォン。そして、カミーユが産まれます。


イヴォンは何も言いません。おそらく、すべてを悟っていたことでしょう。それでも、カミーユを溺愛したイヴォン。彼のマベへの愛と心の大きさを物語っているようでした。


カミーユは、本からすべての秘密を知り、何を思ったのでしょう。本が届けられたということは、アントワーヌはどこかで生きているはずです。でも、もしアントワーヌに会いに行っても、「イヴォンの娘」として会いに行ったのではないでしょうか。


マベ、イヴォン、アントワーヌ。それぞれ異なる愛のかたちの中に、真実の愛を感じることができる作品でした。



★★★★★★★★



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