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明日へのチケット

Category : 徒然映画

明日へのチケット


監督:エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチ

製作:2005年、イタリア/イギリス


ローマ行きの急行列車に乗り合わせたさまざまな人種とさまざまな階級の人々の人間模様。


教授と女性秘書

監督:エルマンノ・オルミ

キャスト:カルロ・デッレ・ピアーネ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ


オーストリア、インスブルック駅。初老の大学教授は、出張先からの帰りの飛行機が全便欠航となり、出張先の企業に勤める女性秘書の機転で急行列車で帰ることになった。遅れて駅に着いてしまうも、テロ対策のため出発が1時間遅れとなっていた。その短い間、女性秘書と会話をしていくうちに、教授は彼女に魅了されていく。そして列車に乗り、パソコンでレポートを作成するときでさえも、その想いは止まらなかった。


ついに、教授は彼女への手紙をパソコンに打ち込んでいくのだが・・・。


傲慢な未亡人と青年

監督:アッバス・キアロスタミ

キャスト:シルヴァーナ・ドゥ・サンティス、フィリッポ・トロジャーノ


インスブルック駅から急行列車に乗り込んだアルバニア人の移民家族が国内列車を乗り換えたときに、傲慢な未亡人と付き添いの青年も一緒に乗り込んできた。兵役義務の一環として将軍の未亡人の付き添いを命じられた青年フィリッポだったが、未亡人のあまりの傲慢ぶりに嫌気が指していた。


そんな中、過去の自分を知る少女と偶然に出会い、彼の心に変化が起きはじめる。


3人のサポーターと移民家族

監督:ケン・ローチ

キャスト:

マーティン・コムストン、ウィリアム・ルアン、ガリー・メイトランド

ブレルタ・チャハニ、クライディ・チョーライ


イギリス、スコットランド南西部に位置するグラスゴーから、スーパーマーケットの店員仲間であるジェムジーとフランク、「スペースマン」の3人の長旅が終わろうとしている。旅の目的は、地元サッカーチーム「セルティックF.C.」のローマでのアウェー戦。3人は「セルティックF.C.」の熱狂的なサポーターだった。到着する前からビュッフェ車両で早くも興奮気味の3人だったが、マンチェスター・ユナイテッドのベッカムのユニフォームを着た少年が目に留まる。


その少年はインスブルック駅から列車の旅をしていたアルバニア人の移民家族の1人だった。


サッカーの話題で意気投合した3人と少年。ジェムジーは少年にサンドイッチを与えて別れたが、車掌が検札に来たとき、自分の財布に入れていた列車のチケットが無くなっていることに気付き動揺する。


最後に財布を広げたのは少年の目の前でだった・・・。


Comment:

カンヌ国際映画祭のパルム・ドールに輝いた3人の名監督が1つ作品を作り上げた共同長編。

オムニバス作品のようですが共同長編と呼ぶそうです。


列車の中で起きる人間ドラマをそれぞれ違った視点で描いています。


エルマンノ・オルミ監督の「教授と女性秘書」の話は、心が温まる作品でした。


普段なら列車に乗ることはない身分の教授。でも孫のためやむを得ず列車での帰路を決断します。急な乗車だったため一等車ではなく食堂車の席しか予約できませんでしたが、さすが女性秘書でしたね。教授の気持ちを察しています。


それでも、普通ならうるさい車両の中でイラつくであろう状況でも教授があれほどまで穏やかな気持ちでいられたのは、やはり、女性秘書のおかげなのでしょう。初老の男性が恋にときめくというシチュエーションが微笑ましいですね。


ラストのアルバニア人への行動は、まさに、淡い思い出とときめいた心が後押ししたものなのでしょうね。


アッバス・キアロスタミ監督の「傲慢な未亡人と青年」の話は、解釈が難しかったですね。


二等車の席を予約したはずの未亡人と青年。しかし傲慢な未亡人は一等車の席に無断で居座ります。彼女はおそらく今まで何もかも自分の思い通りの悠々自適な生活を過ごしていたのでしょうね。青年は兵役を逃れるために彼女の世話をしますが、過去の自分を知る少女と偶然出会い、思い出話で盛り上がるうちに、未亡人の傲慢さだけでなく、逃げるだけの生活しか考えていなかった自分自身にも嫌気が指してしまったのでしょう。ラストで列車を降りる青年のスッキリした笑顔が印象的でした。


ケン・ローチ監督の「3人のサポーターと移民家族」の話は、爽やかな気分にさせてくれる作品でした。


楽しい旅になるはずだった3人に1つの試練が待っていました。無くなった1枚のチケットは本当に移民家族の少年が盗んだのか。3人は悩みます。盗んだと言い張るフランク。そんなはずはないとジェムジー。どっちつかずの「スペースマン」。


結果は書きませんが、この3人。なんてイイ奴らなんだろうと思わずニヤッとしてしまいました。


3人の名監督が揃うと、1つのテーマでこんなにも趣向が異なるものなのかと思わせる作品でした。


ちなみに、3人が一緒に撮影したシーンもあるそうで・・・いったいどのシーンだったのでしょう。



★★★★★★☆☆☆



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Comment

こんにちは

先日この映画をレンタルしたのですが、
返却日を一日間違えて泣く泣く観れずに返却しました・・・orz
ひでさんのレビューを見て思い出しました。
ケン・ローチ監督をはじめ、カンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞した3人の監督の共同作品ってことで期待してたんです(^^

また今度レンタルしてきます。
今度は返却日を間違えないように注意しないと(笑)


>Toy'sさんへ

あらら。それは、勿体無いことをしてしまいましたね。
でも、私もたまにあります・・・(T_T)

この作品は温かみを感じるのと同時に、
さわやかな気分にもさせてくれる作品だと思います。

今度は返却日にご注意を・・・。


とても観たい作品なのに

私がいつも行くレンタルショップに無いんです!

というより・・買えばいいんですが(汗)
3人の監督はどの方も好きな作品ばかり・・

早く観なくては~~~(焦)


3度美味しい^^

なかなかいい映画でしたよね~♪

3枚のチケットが一番良かったなと思ったんですが、最初の話も温かい気持ちになれたし、あの”恋心”の雰囲気も好きでした。

セルティックファンの彼ら、あれを見てたら
セルティックのファンになろうかしら?って思っちゃいました(^ー^* )フフ♪

TBさせていただきましたm(_ _)m


>Dさんへ

それは残念!
私が利用しているレンタル店も
有名な作品がなかったりするので、
Dさんの気持ちがよくわかります。

私はケン・ローチ監督以外はお初でした・・・。
他の作品も観てみようかと思います。


>メルさんへ

セルティックファンにはうれしい作品ですよね。
中村俊輔選手が所属しているチームですから、
日本人のファンも多いかもしれないですね。

セルティックのサポーターは
問題を起こさないって・・・逃げてますよ~^_^;

爽快な気分にさせてくれる話でした。


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「明日へのチケット」

明日へのチケットジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る オーストリア西部のインスブルック駅。飛行機が飛ばず、出張先からローマへ列車で帰る ことになった初老の大学教授。チケットを手配してくれた相手先企業の女性秘書に、知らず 知らず淡い感情を抱い
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