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パルプ・フィクション

Category : 徒然映画
パルプ・フィクション

Comment:
扇情的な事件に翻弄される人々のことの顛末。

その年のカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したクエンティン・タランティーノ監督の作品です。アカデミー賞脚本賞のほか、多くの映画賞で受賞しています。

時系列と登場人物を巧みに交錯させながら、4つの「パルプ・フィクション(くだらない話)」を描いています。


「プロローグ」
パンプキンとハニー・バニーのイカれた強盗コンビの会話で幕が上がります。「レザボアドッグス」と同じように他愛もない会話から始まるオープニング・シーン・・・これから起きる展開に期待が膨らみます。

パンプキン役のティム・ロスとハニー・バニー役のアマンダ・プラマーのキレ具合が最高ですね。

一方、別の場所ではマフィアの部下であるビンセントとジュールスが、マフィアとの取引を途中で裏切った青年たちのアジトを襲撃。マフィアが渡した黒いスーツケースを取り戻します。

アジトへ向かうまでの車中でビンセントとジュールスがまったく関係のない日常的な会話をしていたり、襲撃と言っても初めは会話のみとスローなテンポでストーリーは進むのですが、「必ずヤられる」という雰囲気は大きくなるばかり。最後は撃ち合いになるのですが、その過程に見応えがあります。

その撃ち合いもジュールスにとっては「奇跡」になるのですが・・・。


「ビンセント・ベガとマーセルス・ウォレスの妻」
ビンセントはマフィアのボスであるマーセルスから出張のため妻であるミアの相手を頼まれます。レストランで食事したり、レストランが主催するツイスト・コンテストに出場したり・・・。帰宅した2人は良い雰囲気。しかし、ビンセントは相手がボスの妻であることを忘れないようにトイレで自問自答します。そして、ミアはビンセントがいない隙に彼の上着から麻薬を見つけてしまい・・・。

このエピソードはビンセントの災難を楽しむコメディですね。でも、最もセンスの良いエピソードでもあります。ビンセントとミアの服やヘアスタイル。レストランの内装・コンセプト。流れる音楽。そして、ステージ。ビンセントとミアのダンス・シーンはベスト・シーンですね。ツイストだからなのか、踊る前に靴を脱ぐのですね。あの準備するとこから既に2人の世界ができあがっている感があります。

ビンセント役のジョン・トラボルタとミア役のユマ・サーマン・・・存在感があります。

ここまではカッコ良い2人だったのですけどね・・・そこがまた面白い^^


「金時計」
マフィアのボスであるマーセルスの企みで八百長をすることになった落ち目のボクサー、ブッチ。しかし、彼は裏切り、相手をノック・アウトして逃げ出します。ブッチは弟と組んで、自分の試合の闇賭博で大もうけ。そのまま街を逃げるため恋人のファビアンに荷物を頼んでモーテルで待ち合わせしていたのです。

翌日。荷物を確認するブッチ。すると、父の形見である「金時計」がありません。ファビアンに問い詰めるブッチ。危険を承知で家に戻るブッチでしたが・・・。

ファビアンは可愛いんだけどねぇ・・・可愛いだけでは済まされないこともあるのです^^

ブッチはよくあそこまで耐えた。男だねぇ。車での暴言はごもっとも^^

死亡フラグが立ちっ放しのブッチでしたが、まさかあんな展開になろうとは・・・。

それにしても、マーセルスはとことん裏切られているなぁ。また、なんでマフィアのボスとあろう者があんな場所でしかも1人で横断歩道を歩いているのかねぇ・・・庶民派?

さらに、マーセルスの不運がビンセントにも飛び火したような・・・ジュールスに一緒に引退すればよかったのにね。

ブッチ役にはブルース・ウィルス。強い男という役が多いですね。このブッチもボクサーだからもちろん強いのですが精神的にはいたって普通で、逆に善人というよりかは悪人ですね。そんな良くも悪くも人間らしいブッチをブルース・ウィルスが演じると何だかカッコ良く見えてしまうのが不思議です。あと、彼に日本刀を持たせるのは、やはりタランティーノ監督だからなのでしょうね。


「ボニーの一件」
ビンセントとシュールズの襲撃で唯一助かった青年マーヴィン。ビンセントらと一緒に車に乗りますが、ビンセントの銃が暴発。マーヴィンの頭部は吹き飛ばされてしまいます。車内は血まみれ。困ったシュールズはマーセルスに連絡すると、「ウルフを向かわせる」との返事が・・・安心するシュールズなのですが・・・。

・・・車内のシーンが一番グロでしたね^^

シュールズの友人ジミー役にはタランティーノ監督自らが演じています。ジミーにとってはマフィアより妻のボニーの方が恐いのかな?

ウルフ役にはハーヴェイ・カイテル。貫禄の演技ですね。彼が演じただけで、ウルフの若かりし頃は相当ヤンチャしてたんだろうなぁと容易に想像できます^^

このエピソードは、襲撃後、ビンセントとシュールズがマーセルスに会った時に、なぜあんなラフな格好をしていたのか・・・その裏付けのようなストーリーでしたね。


「エピローグ」
ウルフと別れたビンセントとシュールズは、マーセルスに会う前にレストランで腹ごしらえ。しかし、そのレストランにいたのはパンプキンとハニー・バニー・・・今まさに2人は襲撃しようとしていたところでした。そして、パンプキンの目にシュールズが持つ黒いスーツケースが飛び込みます。パンプキン、ハニー・バニー、ビンセント、そして、シュールズ。それぞれの運命は・・・。

「プロローグ」からの続きになる「エピローグ」。このエピソードだけを観れば、レストランを掌握したかに見えたパンプキンと対峙するシュールズが勇気のある男に見えるのですが、今までのエピソードを観ているので「・・・まぁ、当然だよね。」と思ってしまいます。逆に、パンプキンたちが返り討ちにあうかもと思ってしまうところに面白さがあり、時系列を交錯させたストーリー構成が功を奏していますね。

このエピソードは、やはりパンプキン役のティム・ロスとシュールズ役のサミュエル・L・ジャクソンの演技対決ですね。どちらも一歩も引かない命がけの交渉には息を呑みます。そこへハニー・バニー役のアマンダ・プラマーが錯乱し、ビンセント役のジョン・トラボルタが冷静に銃を向ける・・・緊迫したシーンです。

それにしても、あの黒いスーツケースにはいったい何が入っていたのでしょうね。


各エピソードに共通して言えるのは「奇跡を信じた者だけが救われる」・・・かな?

くだらない話を面白い話にしたこの作品が「奇跡」なのかも。タランティーノ監督のセンスとアイデアにヤラれました。


★★★★★★★★★


Title:
PULP FICTION

Country:
USA (1994)

Cast:
(Vincent Vega)JOHN TRAVOLTA
(Jules Winnfield)SAMUEL L. JACKSON
(Mia Wallace)UMA THURMAN
(Marsellus Wallace)VING RHAMES
(Butch Coolidge)BRUCE WILLIS
(Fabienne)MARIA DE MEDEIROS
(Pumpkin - Ringo)TIM ROTH
(Honey Bunny - Yolanda)AMANDA PLUMMER
(Buddy Holly)STEVE BUSCEMI
(Lance)ERIC STOLTZ
(Jody)ROSANNA ARQUETTE
(Captain Koons)CHRISTOPHER WALKEN
(Zed)PETER GREENE
(Maynard)DUANE WHITAKER
(Marvin)PHIL LaMARR
(Jimmie Dimmick)QUENTIN TARANTINO
(Winston 'The Wolf' Wolfe)HARVEY KEITEL

Director:
QUENTIN TARANTINO

Awards:
Academy Awards, USA 1995
(Oscar(Best Writing, Screenplay Written Directly for the Screen))QUENTIN TARANTINO
(Oscar(Best Writing, Screenplay Written Directly for the Screen))ROGER AVARY

Cannes Film Festival 1994
(Golden Palm)QUENTIN TARANTINO

Golden Globes, USA 1995
(Golden Globe(Best Screenplay - Motion Picture))QUENTIN TARANTINO

Los Angeles Film Critics Association Awards 1994
(LAFCA Award(Best Actor))JOHN TRAVOLTA
(LAFCA Award(Best Director))QUENTIN TARANTINO
(LAFCA Award(Best Picture))
(LAFCA Award(Best Screenplay))QUENTIN TARANTINO
(LAFCA Award(Best Screenplay))ROGER AVARY

National Society of Film Critics Awards, USA 1995
(NSFC Award(Best Director))QUENTIN TARANTINO
(NSFC Award(Best Film))
(NSFC Award(Best Screenplay))QUENTIN TARANTINO

New York Film Critics Circle Awards 1994
(NYFCC Award(Best Director))QUENTIN TARANTINO
(NYFCC Award(Best Screenplay))QUENTIN TARANTINO
(NYFCC Award(Best Screenplay))ROGER AVARY


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