スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ダンサー・イン・ザ・ダーク

Category : 徒然映画

ダンサー・イン・ザ・ダーク


Comment:

アメリカへ移民した女性の夢と息子への愛を描いたドラマ。


その年のカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したラース・フォン・トリアー監督の作品です。主演にビョークをキャスティングしたことでも注目されましたね。ビョークは映画初出演ながら同映画祭で女優賞を受賞しています。


チェコからアメリカへ移民した母セルマと息子ジーン。貧しいながらも逞しく暮らしています。


セルマは工場で働きながら、主演することになったミュージカルの舞台稽古に活力を見出しています。


セルマの親友で何かと手助けしてくれるキャシー。

セルマに惹かれているジェフ。

トレーラーを貸して、ジーンの世話もしてくれる警官のビルと妻リンダ。


工場での上司ノーマンや舞台演出を担当するサミュエルらからも厳しく接しながらセルマの状況に理解を示しています。


しかし、セルマにはどうすることもできない運命を背負っていました。


極度の近視であるセルマは、いずれ失明することをキャシー以外の人たちに隠していたのです。息子のジーンにも・・・その病は遺伝であり、息子ジーンにも兆候が出始めていたからでした。


セルマはジーンの目を治すために高額の手術代を貯めていたのですが・・・。


観終わった後、なぜこのような結末になってしまったのだろうと考えずにはいられませんでした。


セルマは自分が悪いと言います。


彼女は失われる視力を代償に研ぎ澄まされた聴力とリズム感、そして清らかな心を得たのではないでしょうか。彼女の心はビルの願いに堪え切れなくなったのでしょうか。お金のためというより、ビルの手助けをしているように見えました。


ビルは悪い男でなく、心の弱い男だったのかなぁ。後半でのビルを想うリンダを見れば、ビルの悩みは杞憂に終わっていたのかも・・・。


セルマはリズムを刻み出すと、空想の世界へと浸ってしまいます。


彼女にとって空想の世界はミュージカルの世界でした。現実の人たちと歌い踊るさまは、セルマの理想の世界なのでしょうね。現実と空想の世界は突然切り替わるわけではなく、境い目を曖昧にしてゆったりと空想の世界へと誘う演出のおかげで、違和感なく観ることができました。・・・初めはビックリしましたけどね(^_^;


セルマ役のビョークがとても初出演とは思えない演技を披露しています。この作品では音楽も担当しているので、彼女も役に入り込みやすかったのかもしれませんね。


セルマを助けるキャシー役にはカトリーヌ・ドヌーヴ。彼女の存在もこの作品では重要な役割を担っています。キャシーが「いいひと」なんですよねぇ。・・・泣けてきます。


ビル役にはデヴィッド・モース。彼がいるおかげで、この作品の舞台がアメリカだとようやく理解できました。景色や人々からどうしてもアメリカには見えなかったので・・・。強そうな役が多い彼ですが、心が弱いビルのような役もその体躯とのギャップで意外性を生んでいました。世間体には信頼があるビルにピッタリなキャスティングでしたね。


ラスト。


ブレンダ役のシオバン・ファロンが脇役かと思っていたら・・・。彼女がどうしてセルマに同情するのか。その辺りも詳しく描いてくれたらなぁ・・・。


ラストシーンはさまざまな想いが渦巻く圧巻のシーンでした。


セルマの姿を見つめるブレンダ。

セルマを凝視できず俯くリンダ。

セルマを勇気付けるキャシー。


そして、セルマはジーンのために歌います。


「これは最後の歌じゃないわ。」

「これは「最後から2番目の歌」。」


セルマはジーンのために、永遠に歌い続けることを伝えたかったのでしょうね。


・・・最後の沈黙に、心が締め付けられてしまいました。



★★★★★★★★☆☆



Title:

DANCER IN THE DARK


Country:

Denmark/Germany/Netherlands/Italy/USA/UK/France/Sweden/Finland/Iceland/Norway (2000)


Cast:

(Selma Jezkova)BJÖRK

(Kathy)CATHERINE DENEUVE

(Bill Houston)DAVID MORSE

(Jeff)PETER STORMARE

(Oldrich Novy)JOEL GREY

(Linda Houston)CARA SEYMOUR

(Gene Jezkova)VLADICA KOSTIC

(Norman)JEAN-MARC BARR

(Samuel)VINCENT PATERSON

(Brenda)SIOBHAN FALLON

(District Attorney)ZELJKO IVANEK

(Dr. Porkorny)UDO KIER


Director:

LARS von TRIER


Awards:

Cannes Film Festival 2000

(Best Actress)BJÖRK

(Golden Palm)LARS von TRIER



にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ ←ランキング参加中です。


スポンサーサイト
プロフィール

Author:ひで
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
コメント・TBについて

コメント・トラックバックとも大歓迎ですが、異なるブログの場合は返信できないこともあるようです。予めご了承ください。
また、記事と無関係なコメント・トラックバックは削除させて頂きます。

カテゴリ
カレンダー
04 | 2009/05 | 06
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。