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ライブ・フレッシュ

Category : 徒然映画

ライブ・フレッシュ


Comment:

無実の罪で刑務所に送られた若者の愛の復讐劇。


この作品のテーマはズバリ「嫉妬」。


しかも、すべての主要人物が誰かしらに嫉妬の炎を燃やします。はたして、誰の嫉妬が誰に爆発するのか?その辺りが見所の1つです。


1970年1月。マドリード。スペイン全土に厳戒令がしかれ、外出すらもままならないマドリードの人たち。そんな中、娼婦イザベルが産気付きます。イザベルは病院へ向かう途中、乗っていたバスの中で破水し出産します。客の男との間に産まれた男の子ビクトルの話は、沈みがちだったマドリードの人たちの明るいニュースになり、ビクトルには無料でバスに乗車できる権利を無期限で与えられました。


そして、20年後。


成人になったビクトルは、美しい女性エレナと出会います。しかし、エレナはドラッグ中毒。売人が中々、ドラッグを持ってこないのでイライラしています。そんな中、ビクトルがエレナの家にやって来ます。エレナはビクトルのことなど忘れていました。それもそのはず、1度しか会っていない男をエレナが覚えているはずもありませんでした。


ビクトルは今日会う約束をしたと詰め寄ります。エレナは理由がわからず銃を取り出し追い払おうとします。驚くビクトルは止めようと襲い掛かりますが、銃が暴発。近所の住民が警察に通報してしまいます。


その頃、近くの通りを刑事のサンチョとダビドが巡回していました。サンチョは最愛の妻クララの態度が最近おかしいと浮気を疑っています。サンチョの愛は激しく、その嫉妬のためクララに暴力を振るうこともしばしば。もし、クララが浮気をしているのなら、クララを殺すと決意します。その言葉を聞くダビドは止めようと必死です。


そんな話をしているときに、通報の連絡を受ける2人。そして、2人はエレナの家へ突入します。


気が立っているサンチョはビクトルに銃を向け、エレナの銃を持つビクトルを挑発します。それを制するダビド。ダビドの機転でエレナを逃がすことに成功しますが、サンチョはビクトルに襲い掛かり2人は揉み合います。


そして、1発の銃声が・・・。


ここまでだと、嫉妬の炎はサンチョ1人だけ。このまま、サンチョが嫉妬の炎にまかせて他の登場人物を巻き込んでいくのかなぁと思っていたら・・・。この嫉妬はまだ序章に過ぎませんでした(^_^;


1992年。ビクトルは刑務所にいました。逞しくなったビクトルはテレビを観ています。テレビにはバルセロナで開催しているパラリンピックが放送され、バスケットボールの試合で活躍している選手が映ります。


その選手は、あのときの事件で下半身不随になった元刑事ダビドでした。そして、客席で見守るダビドの妻・・・それは、エレナでした。


ここから、ビクトルの嫉妬の炎が燃え上がり、復讐へと踏み出します。


4年後。ビクトルは出所し、ダビドとエレナのもとへと近寄りますが・・・。


男の嫉妬・・・どうなのでしょう。あまりカッコ良いとは言えないのかなぁ。女性の人から見たら、男の嫉妬はどうように映るのでしょう。愛しているという確認に繋がるのか。それとも女々しく感じるのか。でも、サンチョやビクトルの嫉妬は半分以上ストーカーの形相を呈していましたけどね(^_^;


しかし、ビクトルとの再会でエレナ、ダビドにも嫉妬の炎が・・・。

さらに、偶然知り合ったビクトルとサンチョの妻クララが付き合い始め、サンチョの嫉妬の炎が再燃します。


ビクトルのエレナとサンチョへの嫉妬。

サンチョのクララと知らない男とビクトルへの嫉妬。

ダビドの五体満足でエレナに近づくビクトルとビクトルを助けるエレナへの嫉妬。

エレナのダビドの秘密を知ったときの嫉妬。


それぞれの嫉妬が徐々に燃えながら1つに束ねられ、大きな炎に・・・脚本が秀逸ですね。

そして、嫉妬の炎が爆発したとき、それぞれがとった行動とは・・・。


ダビド役には「ノーカントリー」でオスカー俳優の仲間入りを果たしたハビエル・バルデム。誠実な男性の裏に隠れた禍々しい嫉妬の情を好演しています。


あと、ビクトルの母イザベル役で、やっと出て来ましたペネロペ・クルス。でも、彼女が頭角を現すのは、次回作の「オール・アバウト・マイ・マザー」からなのですね。チョイ役だったのがちょっと残念でした。


それぞれの嫉妬に火を付けたのは、結局クララだったのかなぁ。でも、クララもサンチョに虐げられながら愛のない生活に耐えていたしなぁ。


恋愛や人生に過剰な制約を与えるから邪悪な嫉妬が生まれる。誰もが愛する権利を持ち、誰もが止める権利もない。まるで、1970年代の街の通りに誰もいなかったマドリードから、1990年代の自由に人々が歩けるマドリードの街のように・・・。


「自分らしい恋愛。自分らしい人生を見つけなさい。人は元来、自由なのだから。」


と主張しているかのようなラストでした。


あっ!あと、クララの「愛のレッスン1~11」の内容が気になりました・・・(*^_^*)



★★★★★★★★☆☆



Title:

CARNE TREMULA


Country:

France/Spain (1997)


Cast:

(Victor Plaza)LIBERTO RABAL

(Elena)FRANCESCA NERI

(David)JAVIER BARDEM

(Clara)ANGELA MOLINA

(Sancho)JOSE SANCHO

(Isabel Plaza Caballero)PENELOPE CRUZ


Director:

PEDRO ALMODOVAR



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