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街のあかり

Category : 徒然映画

街のあかり


Comment:

アキ・カウリスマキ監督の「敗者三部作」の最終章。


薄暗い街に灯るあかりのように、心の中に希望という名のあかりが灯ります。


警備会社で働く警備員コイスティネン。なぜか彼は周りから嫌われ「負け犬」のレッテルを貼られています。それでも臆することなく仕事をする日々。コイスティネンには独立して起業する夢がありました。


そんなコイスティネンの目の前に、1人の美しい女性が現れます。気軽に話しかけてくる女性。コイスティネンはデートの約束をします。今まで何をしてもうまくいかないコイスティネン。この女性といる時だけは安らぎを感じていたのでしょうね。


しかし、コイスティネンの人生の負の連鎖は止まりせん。起業融資も時間の無駄と断られ、女性とも別れることに・・・。


さらに、この女性はマフィアとの繋がりがあり、コイスティネンに危険が迫ります。


コイスティネンは、感情を表に出しません。仕事中、デート中、そして刑務所の中・・・。どこにいても、彼は彼のままでした。コイスティネンは、ある意味、心の強い人間なのかもしれません。


勝てない相手と判っていても立ち向かう「勇気」、騙されたと判っていても、愛するが故に警察に自供せずに1人で罪を被る「儀」と「愛」を持っています。しかし、人生の歯車が噛み合わず「負け犬」のように見られてしまう。でも、本人は「負け犬」とは微塵も思っていない・・・。


そんな彼のことを理解していたのが、ソーセージ屋の女性なのかもしれませんね。でも、コイスティネンはソーセージ屋の女性の気持ちに気付こうとしませんでした。


コイスティネンにとって、「街のあかり」とは人生に灯る希望のあかりであり、そして、ソーセージ屋の女性であるはずなのに・・・。当たり前のようにある街のあかりだからこそ、その存在に気付かないのかもしれませんね。


アキ・カウリスマキ監督の余計なものを削ぎ落とした演出が、ストーリーのイメージをストレートに伝えているようでした。主要キャストですら、ほとんどセリフが無い状態でも、強いメッセージを伝えています。


また、巧みに「音」を使い分けているところにも注目です。時には無音、時には音楽とコイスティネンの心理状態と呼応するかのように使い分けているようにも感じられました。


どんなに打ちのめされても、決して希望と夢を捨てないコイスティネン。今の彼では無謀とも思える夢は、彼にとって生きるための道を照らすあかりなのでしょうね。


少し疲れた大人の人に観てもらいたい作品。心の中にあかりがポッと灯ることでしょう。



★★★★★★★★



Title:

LAITAKAUPUNGIN VALOT


Country:

Finland/Germany/France (2006)


Cast:

(Koistinen)JANNE HYYTIAINEN

(Mirja)MARIA JARVENHELMI

(Aila)MARIA HEISKANEN

(Lindholm)ILKKA KOIVULA


Director:

AKI KAURISMAKI


Awards:

Jussi Awards 2007

(Jussi Best Cinematography (Paras kuvaus))TIMO SALMINEN

(Jussi Best Film (Paras elokuva))AKI KAURISMAKI

(Jussi Best Set Design (Paras lavastus))MARKKU PATILA



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