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ユー・キャン・カウント・オン・ミー

Category : 徒然映画

ユー・キャン・カウント・オン・ミー


監督:ケネス・ロナーガン

キャスト:

ローラ・リニー、マーク・ラファロ

マシュー・ブロデリック、ジョン・テニー、ロリー・カルキン、ジョシュ・ルーカス、ケネス・ロナーガン

製作:2000年、アメリカ


幼い頃に両親を亡くしたサミーとテリーの姉弟。サミーは生まれ育ったスコットビルの町から離れず、現在は町の銀行で働くシングルマザー。一人息子のルディをスクールバスへ送り迎えるため、いつも遅刻ばかりしている。そんなサミーの態度が気に入らない新任の支店長ブライアンとは、度々、衝突してしまう。


そんなある日、ルディと家に帰ったサミーは、一通の手紙に目が留まり喜びを隠せないでいた。最愛の弟であるテリーが久しぶりに帰ってくるのだ。


しかし、サミーはまだ知らない。テリーの里帰りの目的がお金を借りるためだということを・・・。


Comment:

親の愛情を知らずに育った姉弟のそれぞれの生き方を描いたハートウォーミング・ドラマ。


テリーは、子供のまま大人になったような男ですね。「自分はこんな小さな町でくすぶってなんかいられない。」「どでかいことをやらかすんだ。」とでも言いたげなオーラがみなぎっています。


純粋であるが故、後先考えずに行動してしまうテリー。そんなテリーを叱り付けるも愛おしく思う姉サミー。唯一の血の繋がった弟を姉として、そして母親としても見守っていたのかなぁと想像できる関係でした。


サミーにお金を借りるためだけに帰郷したテリー。落胆するサミーでしたが、それよりも以前から手紙でアラスカにいると知らされていたことが嘘だったこと。そして、実は刑務所にいたことがサミーを怒らせてしまいます。


「信じるものがないからフラフラしているのよ。」

「別に何かを探すために生きているわけではないさ。」


サミーに心配ばかりかけるテリーでしたが、事情が変わり、しばらくサミーの家に滞在することになります。しかし、何もせずテレビを観ているだけのテリー。そんなテリーにサミーは息子ルディのスクールバスへの送り迎えの仕事を与えます。そして、テリーとルディの間に友情が芽生え始めるのですが・・・。


テリー役にはマーク・ラファロ。大人のようで実は子供、または、子供のようで実は大人という難しい役を違和感なく演じています。ルディの視点から見ると頼りになる兄のように憧れ、サミーの視点から見ると守ってあげたくなるような弟に見えてしまうのが不思議です。


しっかり者のように見えるサミーも実は問題を抱えていました。長年、付き合っているボブとの関係。付かず離れずの関係で結婚までには至っていない状況でしたが、ついにボブがサミーにプロポーズします。しかし、サミーは気乗りしない様子。さらに、サミーは犬猿の仲だった支店長ブライアンと浮気までしてしまいます。


う~ん。なぜ?と思ってしまうのですが、サミーもテリーと同じように平穏な生活を心の奥底では望んでいなかったのでしょうか。「信じるものがないからフラフラしているのよ。」とテリーに叱り付け、さらには教会へ行くことを勧めるサミーでしたが、何だか人生に迷っているのはテリーではなくサミーのような気がしてなりませんでした。


サミー役にはローラ・リニー。確かな演技力で魅せています。親の愛情を知らないながらも懸命にルディを育てる母親として、また、一人の女性としての幸せを迷いながら見つけ出そうとしている姿にリアリティがあります。


夜中に庭でサミーとテリーが語り合います。本音で語り合う2人の会話に姉弟の絆が見え隠れし、微笑ましいシーンに仕上がっています。似た者同士の姉弟であるサミーとテリー。例え喧嘩して離ればなれになっても、この2人の絆は離れることはないのでしょうね。ラストシーンでもその心情が強く伝わってきます。


生きることの意味。決められた道などなく、人は迷いながら進んで行く。時には何かを信じながら。時には立ち止まりながら。サミーとテリーもそんな人生を歩んでいますが、お互いに信じ合える人がいるだけで、人は強く前に進んでいくことができることも教えてくれます。


「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」・・・「当てにしてもいいよ。」


人は助け合いながら生きていく。生きることは助け合うことに通じているのかもしれませんね。



第26回LA批評家協会賞 脚本賞

第67回NY批評家協会賞 女優賞(ローラ・リニー)、脚本賞



★★★★★★★☆☆☆



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