スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ベルリン・天使の詩

Category : 徒然映画

ベルリン・天使の詩


監督:ヴィム・ヴェンダース

キャスト:

ブルーノ・ガンツ、ソルヴェーグ・ドマルタン、オットー・ザンダー、クルト・ボウワ、ピーター・フォーク

製作:1987年、西ドイツ/フランス


古びた建物の上からベルリンの街を見下ろす天使ダミエル。その姿は子供たちだけに見えるという。ダミエルの耳には、人間たちの心の声が聞こえてくる。その中には、刑事コロンボで知られるアメリカの俳優ピーター・フォークもいた。


ダミエルは友人の天使カシエルとともに自然や人間たちのことを語り合ううちに、人間に興味を抱き、天使であることを悔やむようになっていた。


そんなある日、サーカスを観ていたダミエルの目に映ったのは、空中ブランコを練習している美しい女性マリオン。一目惚れしたダミエルであったが、人間に恋をすると死んでしまう天使の掟が彼を想いを留まらせていた。


Comment:

人間の女性に恋した天使の物語。


今までにない映画を観た気分でした。全編を通して、まさに「天使の詩」であるかのようです。天使たちは自然の摂理、人間の行動を詩にして表現しています。


水たまりが川となりそして海へ続いていく。植物が生い茂り、動物や虫たちが生息する。その営みを天使たちはただ見守るだけでした。しかし、自分たちと姿形が似た人間の誕生により、天使たちは人の心の声を聞くようになります。その感じた想いが「言葉」となり「詩」が生まれました。天使たちは「詩」を好み、「詩」の宝庫である図書館が憩いの場所になりました。


それでも、天使たちは人間を見守るだけでした。天使たちは尊い命を投げ出す人間を救えずに悲しみ、嘆き、苦しみます。


天使は人間を救う存在であると表現していないところに、ファンタジーでありながら現実の世界を鋭く表現していたかと思います。当時はまだベルリンの壁が存在していた時代でした。


そして、天使であるダミエルは人間の女性であるマリオンに恋をしてしまいますが・・・。


ここで、キーパーソンとなるのが本人役で登場するピーター・フォーク。作品とはまったく関係ないのですが、刑事コロンボは世界的に有名なのですね。そのピーター・フォークがまさか・・・。


モノクロ映画のイメージがあったので、古い年代の作品かと思っていたら、1987年と意外と新しい作品なのですね。また、モノクロの部分は天使の視点で描かれているシーンのみ。人間からの視点ではカラーで表現されているので、誰が天使で誰が人間なのかが明確になっています。


自然の美しさ、命の尊さ、そして愛。それらを抽象的に表現している詩集を読んでいるような作品でした。



第40回カンヌ国際映画祭 監督賞

第14回LA批評家協会賞 外国映画賞、撮影賞

第54回NY批評家協会賞 撮影賞



★★★★★★☆☆☆



スポンサーサイト
プロフィール

Author:ひで
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
コメント・TBについて

コメント・トラックバックとも大歓迎ですが、異なるブログの場合は返信できないこともあるようです。予めご了承ください。
また、記事と無関係なコメント・トラックバックは削除させて頂きます。

カテゴリ
カレンダー
11 | 2007/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。